岩波ジュニア新書
人類の歴史を変えた8つのできごと〈1〉言語・宗教・農耕・お金編

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  • サイズ 新書判/ページ数 262p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784005007110
  • NDC分類 K204
  • Cコード C0220

出版社内容情報

人類が文明を持つようになってから現在までの間に起きた,人類史を根底から変えた大きなできごとを紹介.Ⅰ巻では,言語,宗教,農耕,お金を取り上げます.発生・成立から伝播の過程,人々に与えた影響や意義,そして未来への展望まで,1万年以上に及ぶ人類の歩みを独自の切り口でまとめあげた人類文明史.

内容説明

人類の文明はどのように進化してきたのだろうか。第1巻では、人類の歴史に大きな影響を及ぼした、言語、宗教、農耕、お金の4つに焦点を当て、その発生や成立、伝播の過程、社会に与えた影響や意義について解説、長い人類の歩みのなかで文明がどのように進化したのかわかりやすく論じる。

目次

第1章 言語の登場―一〇〇万年以上前(言語がつくり出した人間社会;動物たちの音声コミュニケーション ほか)
第2章 宗教の誕生―数万年前(人間の心の奥深くに入り込んだ宗教;宗教が芽生えたネアンデルタール ほか)
第3章 農耕の開始―紀元前一万年頃(定住を後押しした農耕;定住を始めた人類 ほか)
第4章 お金の登場―紀元前七世紀前後(お金の交換機能;経済の発展とお金の登場 ほか)

著者等紹介

眞淳平[シンジュンペイ]
(有)エコ・パブリッシング代表。編集者・ライター。1962年東京生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。青山学院大学大学院国際政治経済学研究科。法政大学大学院社会科学研究科修了。国際政治学修士。経営学修士。集英社勤務を経て独立。環境問題、社会問題、国際関係等に関する書籍の企画、取材・執筆をおこなう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

28
言語とは、意味を持ったさまざまな単語を、文法に沿って組み合わせることで、この世のあらゆる物事を表現することができるもの(7頁)。前適応拙とは、人類進化の中で、言語を生み出す下地が徐々に生まれ、ある時期に融合して言語が一気に誕生したという説(17頁)。木版印刷で868年に仏教教典『金剛般若波羅密経』(64頁)。英語は今後とも世界言語としての 立場を高める(73頁)。頑張らねば。ゾロアスター教が悪魔概念を生み出していったという(98頁)。  2014/07/19

サアベドラ

9
人類史上の画期となったいくつかの技術や社会制度を平易な日本語で解説。2巻本。ひとつの項目につき大体10冊~30冊程度の日本語文献を読んでまとめている。あくまで基本的なことだけを的を絞って書いているので、読みやすい分得るものは少ない。ちゃんと巻末に参考文献表を付けてくれているので、読みたい本を増やすのには良い。どうでもいいけど表紙のデザインが妙にかっこいい。2012/11/05

Saiid al-Halawi

9
2012/4初版。どうしても言語のところを良く見ちゃうんだけども、微妙に英語が膠着語としてカウントされてる辺りに言語学の進歩というか時代の流れを感じる(無論断定的ではないが)。農耕についてもデイビッド・モンゴメリ始め色々新しい資料を引いてるので、比較的信頼に足る内容なんじゃないかと思う。農業→採鉱→青銅器→神秘主義→車輪→陶器→瞑想→聖職→筆記でアポロ法律ジャンプ狙いだ!2012/09/18

佐藤一臣

7
知らないことばかり。言語習得に関わる生来的内的メカニズムの存在。文明と複雑な言語の無相関。言語の相違と思考の相違の無相関。製紙法は西暦100年の中国発祥。英語覇権はテレビと映画のおかげ。農耕の塩害によるシュメール文明の崩壊。緑の革命による余剰生産が招く途上国の未来。農産物の非多様性。地域における情報の偏りを使った交換差益商売は17世紀から。利子儲けを開発したユダヤ人は利子を信仰上は罪と捉えている。特別引出し権であるSDR。言語、宗教、農耕、お金のそもそもを学ぶには良い書物です2022/01/05

Riopapa

5
言語、宗教、農耕、お金。前の3つは大雑把。お金が一番面白かった。2018/08/14

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