岩波ジュニア新書
表現する仕事がしたい!

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  • サイズ 新書判/ページ数 214p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784005006311
  • NDC分類 K366
  • Cコード C0236

内容説明

漫画家、音楽家、映画監督など「表現する仕事がしたい!」と夢見る若者は多い。人と違う個性をいかに発揮するかが勝負の世界で、どのような壁にぶつかり、乗り越えながら10代を過ごし、今の表現や仕事にたどりついたのかをさまざまな分野で活躍する個性豊かな13人が熱く語る。進路や生き方に悩む若者の道標となる一冊である。

目次

表現するということは(安野モヨコ(漫画家))
ヴァイオリンを演奏する仕事(江口有香(ヴァイオリニスト))
声にみちびかれて(おおたか静流(シンガー&ボイス・アーティスト))
孤独は絶好のトレーニング(岡康道(CMプランナー))
映画を作る(荻上直子(映画監督))
変わった人形劇、あります(沢則行(人形劇師))
「あー、なんかオモロいことしたいなぁー」(茂山童司(狂言師))
表現したくて、いろいろ困る(関口光太郎(現代芸術家))
人との出会い・音楽(長谷川陽子(チェリスト))
無理解と対峙し続ける、ということ(丸田祥三(写真家))
私とギター(村治佳織(ギタリスト))
会社員から映像の道へ(安田真奈(映画監督・客他))
私ではなく、私の性質が選んだ(横尾美美(画家))

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アコ

11
13人のクリエイターが仕事内容や過去の自分がどんなことに取り組んでは考えて悩み、いまの自分になったかを子ども向けに語る。狂言師・茂山童司氏の「自分の一番好きなものを職業にするということは、一番の趣味がなくなるということ」「プロはいろいろな責任を背負いながら人々の要求に答えなければならない」という諭しが本質をついていて好き。というか大人になってから読んだから、とも言える。現代美術家・関口光太郎氏にも興味あり。しかし建築家やデザイナー、小説家がひとりもいないのは残念。酒井駒子さんの表紙絵は素敵。2017/02/28

ののはな

7
表紙萌え。(作成中)2011/12/04

たかぴ

6
子供には、ヤラされることに慣れてしまった自分の様にならないために、なんでも良いので生み出すことが出来る人間になって欲しい。2023/05/30

ごる

5
いい。表現を生業とする方々の半生が書かれてる本。彼らに共通してるのはやはり環境と強烈に表現する何かを持ってること。表現することについて知るにはとても入りやすい本かと思います。教職も表現者、もう少しその意識を思い出してお仕事にはげもう。2011/12/11

春生

3
【図】13人のクイエイターの方々が、どうのようにして今の仕事にたどり着いたが書かれていて面白かった。それぞれ、個性的。特に私の印象に残ったのは、特別支援学校の教師をしながら現代芸術家の関口光太郎さん、幼い頃から廃墟や廃線など撮り続けている写真家の丸田祥三さん。人形劇師の沢則行さん、映画監督で脚本家の安田真奈さんの話も面白く読んだ。あと、殆どの人がポジティブで、楽天的だったたりするのに、横尾美美さんのネガティブに見えるものを肯定しながらも進んでこれたのは、両親が見ていてくれたからかなと思った2009/10/22

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