内容説明
他の人や社会のこと、どう考えたらいいのだろう?その答えは、自分を殺す「滅私奉公」でも、自分のことしか考えない「滅公奉私」でもない。公共哲学からのヒントは「活私開公」。地元の街から学校、会社や国、そしてグローバルな世界まで、一人ひとりを活かしつつ、公共的な価値が実現する社会を考えてみよう。
目次
第1章 滅私奉公の時代があった(お国のために;会社のために;規律のために;イデオロギーのために)
第2章 大流行の滅公奉私(世界は二人のために?;学校生活のなかで;他者との関係のなかで;ルール社会のなかで;競争社会のなかで)
第3章 一人ひとりの「私」を活かす(世界に一つだけの花を咲かせるには;個人の人権を考え直す;「私」と「私」のつながり方;民主主義の新しい考え方)
第4章 公共世界とのかかわり(公共とはなにか;公共の福祉という価値;公共善と公共悪・災禍:分かちあう感情・理性・想像力;公共的記憶と公共的未来;「私」と公共世界をつなぐメディア)
第5章 活私開公でいこう(自分・他者・公共世界;活私開公で読む憲法と教育基本法;活私開公的な仕事のあり方;国際社会のなかでの活私開公;グローカルに学び、考え、活動する)
著者等紹介
山脇直司[ヤマワキナオシ]
1949年青森県八戸市生まれ。一橋大学経済学部卒業。上智大学大学院哲学研究科修士課程修了ののち、ミュンヘン大学にて哲学博士号を取得。現在、東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻教授。専門は公共哲学、社会思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しょうじ@創作「熾火」執筆中。
しゅんぺい(笑)
脳疣沼
ペールエール
numainu