内容説明
ドキドキワクワクの冒険活劇にお涙頂戴の少女悲劇、身の毛がよだつ怪奇もの…、「さて、次はどうなるでしょうか。それは明日のお楽しみィ」。紙芝居屋と子どもたちの言葉のキャッチボールが冴えわたり、今日も街角に大きな歓声がひびき渡る。善悪虚実が渦巻く路地裏劇場の魅力をたっぷりと紹介します。
目次
第1章 路地裏の劇場―子どもが支える紙芝居(紙芝居屋がやって来た;えんま地蔵の七つ辻 ほか)
第2章 紙芝居の作品世界(紙芝居の各分野;正義・対決・成長―冒険活劇について ほか)
第3章 空飛ぶ紙芝居―アジアの笑顔と出会う旅(ネパールで『タコになる』;インドネシアで『ブタがブッタ』 ほか)
第4章 紙芝居屋のススメ(“紙芝居屋魂”をあなたに;苦労人の先輩を持つ幸せ ほか)
著者等紹介
鈴木常勝[スズキツネカツ]
1947年生まれ。1972年、大阪で紙芝居屋を始め、現在も日本、アジアの青空の下で紙芝居を続けている。2004年、「紙芝居メディア研究」で修士号取得。大学講師として、担当講義「アジア文化」「アジア現代史」で紙芝居を実演している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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けんとまん1007
31
これぞ、プレゼンテーションの極み。プレゼンテーションの構成要素が、すべて詰まっている。2020/09/02
takao
3
ふむ2023/01/10
cocobymidinette
2
仕事関連で。紙芝居。私の知らない、公園で紙芝居師さんが読み聞かせる方の。今となっては、本当にいたの?!って感じだけれど、全盛期の1950年代には何万人もいたんだって。それがすっかり衰退した70年代に、若き紙芝居師になった筆者は、さすが、なかなか論理的に紙芝居というものを見ていて、本としてきちんと読み応えがあった。絵本の読み聞かせとは全く別物の紙芝居文化、面白い。2017/06/27
amabiko
2
第3章「空飛ぶ紙芝居」がスイスイ読めた。アジアの子ども達にも、日本の紙芝居は通じる!2011/07/18