岩波新書<br> 文化財の未来図―(ものつくり文化)をつなぐ

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岩波新書
文化財の未来図―(ものつくり文化)をつなぐ

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  • サイズ 新書判/ページ数 226p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004319986
  • NDC分類 709.1
  • Cコード C0270

出版社内容情報

国宝、重要文化財はもちろん、身近な文化財も私たちの生活にきわめて重要な意味を持つ。容易に失われてしまうそれらを、〈ものつくり文化〉とともに守り、つないでゆくには? 保存と活用とのあいだで揺れる文化財の過去と現在、未来と希望を、第一人者が語り尽くす。世界にも稀な文化財の宝庫日本を、真の「文化の国」へ。

内容説明

国宝、重要文化財だけではない。身近な文化財こそ、私たちにとって重要な意味を持つ。容易に失われるそれらを、“ものつくり文化”とともにつないでゆくには?保存と活用のあいだで揺れつづけてきた文化財の歴史と現在、そして未来を、真の「文化の国」への希望をこめて語る。世界にも稀な文化財の宝庫、日本への熱き提言。

目次

1 日本は文化財の国である(今、なぜ「文化財」なのか?;「文化財」の誕生)
2 「文化財保護法」と日本文化(「文化財保護法」誕生まで;「文化財保護法」の歴史と未来;「災害頻発時代」の文化財―未来に向けた取り組みを)
3 保存・継承、そして活用(保存と活用の矛盾を越える;価値を見きわめる―文化財保存科学の挑戦;「何も足さない、名にも引かないは可能か?―修理を深く考える」)
4 「複製」は日本文化を支える(「複製」とは何か?;「複製」の可能性;追体験がひらく新たな文化の地平)
5 これからの日本文化のために

著者等紹介

村上隆[ムラカミリュウ]
1953年京都府生まれ。京都大学工学部卒業、同大学院工学研究科修士課程修了。東京藝術大学大学院美術研究科博士課程修了。学術博士。独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所上席研究員、京都国立博物館学芸部部長等を歴任。現在、高岡市美術館館長、京都美術工芸大学特任教授、光産業創成大学院大学客員教授、奈良文化財研究所客員研究員、石見銀山資料館名誉館長ほか。専攻:歴史材料科学、ものつくり文化史、博物館学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kokekko

4
良書。最初の方はおかたい「文化財」等の言葉の定義が続くが、5W1Hで語る記述する「物」の歴史、仏像やかけじくの修復の技術、コピー・レプリカ・フェイク、そして文化庁の予算がずっと少ないまま止まっている問題などわかりやすく記されている。文化財、美術品は『心のインフラ』という表現がとてもよかった。なくてもいいもの、なんて政治家には思わないで欲しい。大切なものだよ。2024/04/20

お抹茶

3
文化財に携わる人は読んでおくといいと思う。教科書ではなく,プロからの語り。1929年の国宝保存法によって国宝指定された物件の輸出は防げたが,この段階では文化財という概念はなく,建造物や美術工芸品といった個別の扱いだった。1950年に文化財保護法が成立して,包括的に扱われるようになった。災害大国日本で,指定文化財以外の文化財を災害時に救うべきかという問題は悩ましい。保存に重点を置かれていた文化財に対し,金銭的効果を生み出す手段として「活用」という社会的ニーズにも応える必要がある。2024/03/05

バッシー

3
文化財は「日本人の心のインフラ」とはなるほどと思った。一度失えば、二度と戻らないもの。昨今の我が国の状況を考えると、暗澹たる気持ちになってくる。2024/01/28

takao

2
ふむ2024/05/15

con

2
タイトルにあるように、今後どのように文化財に関わっていくべきかを考えさせられる一冊。文化財を経済的な利益の観点で評価する人が増えていることに対して、経済的利益を得るためには保存修復などの継続的な投資が必要だがそれを理解していない人が多いという指摘が印象に残る。 また、本書のなかでは、文化財の教育に対する活用の実績が興味深い。2024/01/13

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