出版社内容情報
国宝、重要文化財はもちろん、身近な文化財も私たちの生活にきわめて重要な意味を持つ。容易に失われてしまうそれらを、〈ものつくり文化〉とともに守り、つないでゆくには? 保存と活用とのあいだで揺れる文化財の過去と現在、未来と希望を、第一人者が語り尽くす。世界にも稀な文化財の宝庫日本を、真の「文化の国」へ。
内容説明
国宝、重要文化財だけではない。身近な文化財こそ、私たちにとって重要な意味を持つ。容易に失われるそれらを、“ものつくり文化”とともにつないでゆくには?保存と活用のあいだで揺れつづけてきた文化財の歴史と現在、そして未来を、真の「文化の国」への希望をこめて語る。世界にも稀な文化財の宝庫、日本への熱き提言。
目次
1 日本は文化財の国である(今、なぜ「文化財」なのか?;「文化財」の誕生)
2 「文化財保護法」と日本文化(「文化財保護法」誕生まで;「文化財保護法」の歴史と未来;「災害頻発時代」の文化財―未来に向けた取り組みを)
3 保存・継承、そして活用(保存と活用の矛盾を越える;価値を見きわめる―文化財保存科学の挑戦;「何も足さない、名にも引かないは可能か?―修理を深く考える」)
4 「複製」は日本文化を支える(「複製」とは何か?;「複製」の可能性;追体験がひらく新たな文化の地平)
5 これからの日本文化のために
著者等紹介
村上隆[ムラカミリュウ]
1953年京都府生まれ。京都大学工学部卒業、同大学院工学研究科修士課程修了。東京藝術大学大学院美術研究科博士課程修了。学術博士。独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所上席研究員、京都国立博物館学芸部部長等を歴任。現在、高岡市美術館館長、京都美術工芸大学特任教授、光産業創成大学院大学客員教授、奈良文化財研究所客員研究員、石見銀山資料館名誉館長ほか。専攻:歴史材料科学、ものつくり文化史、博物館学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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