岩波新書<br> ドキュメント“アメリカ世(ゆー)”の沖縄

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岩波新書
ドキュメント“アメリカ世(ゆー)”の沖縄

  • 宮城 修【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 302p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004319214
  • NDC分類 219.9
  • Cコード C0236

出版社内容情報



宮城 修[ミヤギ オサム]
著・文・その他

内容説明

戦後、沖縄はアメリカの施政権下にあり「軍事植民地」状態に置かれていた。基本的人権が保障されない中で、人々は厚く巨大な壁にどのように立ち向かったのか。琉球新報の大型企画「沖縄戦後新聞」を読み解きながら、日米琉の三者の視点を盛り込み、さらに同時代を生きた三人の政治家の歩みを重ねてたどる“もう一つの現代史”。

目次

忘れられた島
屈辱の日(一九五二年四月二八日)
島ぐるみ闘争(一九五六年)
瀬長市長誕生(一九五六年)
宮森小ジェット機墜落(一九五九年六月三〇日)
キャラウェイ旋風(一九六三年)
佐藤首相来沖(一九六五年八月一九日)
主席公選(一九六八年一一月一〇日)
二・四ゼネスト回避(一九六九年二月四日)
コザ騒動(一九七〇年一二月二〇日)
レッド・ハット作戦(一九七一年)
通貨確認(一九七一年一〇月九日)
施政権返還(一九七二年五月一五日)
民意の行方

著者等紹介

宮城修[ミヤギオサム]
1963年、沖縄県生まれ。87年、明治大学政治経済学部卒業。2003年、琉球大学大学院人文社会科学研究科修士課程修了。16年、同研究科博士後期課程単位取得退学。1987年、琉球新報社入社。文化部長、経済部長、社会部長、北部支社長等を経て現在、論説委員長。同社の企画「沖縄戦新聞」(2005年度新聞協会賞等受賞)、「沖縄戦後新聞」を手掛ける。2014年から沖縄国際大学非常勤講師。専攻は、沖縄現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

榊原 香織

68
主に基地関係の闘争、等。 核、持ち込みしてたんですねえ。しかも、1950年代核弾頭搭載ミサイル誤射事件があったなんて。毒ガス漏れ事件もあったし。2022/07/21

skunk_c

61
アメリカ占領下の1945~72年の沖縄の政治状況をエポックを押さえつつ、屋良朝苗(中道左派)、瀬長亀次郎(革新左派)、西銘順治(中道→保守)の当時を代表する政治家に焦点を当てながら概説したもの。この時代の沖縄についての基本的な政治状況を知るにはよい入門書となっている。ただし本書だけでは不十分で、例えば新崎盛暉『沖縄現代史 新版』などとの併読は必要か。特に足りないのは基地の存在の構造的な意味についての言及が、人々の生活と結合し切れていない部分。基地に依存する層がいたことは記述があるが、生活の実態が見えない。2022/04/14

崩紫サロメ

23
<アメリカ世>即ち、第二次世界大戦後のアメリカ統治時代の沖縄を扱う。米兵の暴行、悲惨な事故に苦しめられながら抵抗し続けた三人の政治家、屋良朝苗、瀬長亀治郎、西銘順治の活動を紹介。しかし、その苦しみは日本復帰後も変わることがない。何故なら返還協議は沖縄抜きで行われ、米軍基地は置かれ続けることになるからだ。<アメリカ世>で味わった苦しみは<大和世>でも続いている。日本の対米従属姿勢を沖縄にしわ寄せした上で日米関係の安定が維持されているからだ。2022/07/16

nagoyan

15
優。沖縄「返還」50周年の今年。太平洋戦争末期に本土の捨石とされ、また本土占領終結(独立)の際にも、本国から見捨てられた沖縄のアメリカ統治時代の苦闘を描く。日米両政府の立場からみた沖縄返還交渉は今までも多く刊行されてきたが、本書は一貫して、沖縄の、さまざまな政治的勢力の動きにも目配りをしつつ、立場から描ききる。ただ、自由と民主主義を標榜する日米両政府の欺瞞を指摘するのに急であるとの全体的な印象はぬぐい得ないが、それでも、今後沖縄を語る上で必須と見なされるのではなかろうか。良書。2022/08/11

二人娘の父

13
米占領下の沖縄に関する類書は少なくない。しかし本書の狙いとする「分かりやすさ」を実現するため手法は、かなり成功しているのではないか、と感じる。占領からの27年間の史実(実際に起きたこと)を軸にしつつ、日米琉行政担当者らの証言と、象徴ともいえる3人の政治家の言動を巧みにからめることで、立体的な理解を可能とする。時代のダイナミックさを、沖縄の人々の怒りや熱情は、私たちへの訴求力を高めている。ただし、本書を読み解くカギは想像力だろう。歴史を学び、今を理解するためにも私たちには想像力が必要であることを示している。2022/12/21

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