岩波新書<br> “弱さ”を“強み”に―突然複数の障がいをもった僕ができること

個数:
電子版価格
¥968
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

岩波新書
“弱さ”を“強み”に―突然複数の障がいをもった僕ができること

  • 天畠 大輔【著】
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • 岩波書店(2021/10発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 16pt
  • 提携先に2冊在庫がございます。(2024年04月27日 02時29分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 252p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004318989
  • NDC分類 369.27
  • Cコード C0236

出版社内容情報

中学の時、四肢マヒ、発話・視覚・嚥下障がいと共に生きることになった著者は多くの困難に直面しながら、独自のコミュニケーション方法を創る。24時間介助による一人暮らし、大学入学、会社設立、大学院での当事者研究、各地の障がい者とのつながり。絶望の日々から今までをその想いとともに丁寧に描き、また関連する制度も解説し、提言する。

内容説明

四肢マヒ、視覚・嚥下障がい、発話困難。中学の時、突然重度障がい者となった著者は独自のコミュニケーション法を創り、二四時間介助による一人暮らし、大学進学、会社設立、大学院での当事者研究、各地の障がい当事者との繋がりを、介助者とともに一歩一歩実現。絶望の日々から今までを描き、関連の制度についても述べる。

目次

1章 「障がい者」になる
2章 リハビリテーションの施設、養護学校へ
3章 家で暮らすために
4章 大学進学、そして、ルーテルでの日々
5章 二四時間介助への道
6章 介助者との関係性を創る
7章 当事者事業所の設立
8章 “弱さ”と向き合い、当事者になる

著者等紹介

天畠大輔[テンバタダイスケ]
1981年広島県生まれ。96年若年性急性糖尿病で救急搬送された病院での処置が悪く、心停止を起こす。約3週間の昏睡状態後、後遺症として四肢マヒ、発話障がい、視覚障がい、嚥下障がいが残る。2008年ルーテル学院大学総合人間学部社会福祉学科卒業。17年指定障害福祉サービス事業所「(株)Dai‐job high」設立。19年立命館大学大学院先端総合学術研究科一貫制博士課程修了、博士号(学術)取得。同年より日本学術振興会特別研究員(PD)として、中央大学にて研究。20年「一般社団本陣わをん」設立、代表理事就任。世界でもっとも障がいの重い研究者のひとり。専門は、社会福祉学、当事者研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

100
最近、障がい者の当事者研究の書物が多く出版されている。中学で「発話困難な重度身体障がい者」となるも、大学受験を乗り越え、介助ボランティアの助けで2008年卒論を完成させ卒業に至る。コラムで、2016年障害者差別解消法の施行、2018年から重度訪問介護の大学修学支援事業もでき、自薦ヘルパーの存在を知った。自身で介助者派遣事務所を設立し、「個人モデル」ではなく「社会モデル」で、生きづらさを緩和する考えに移行する過程が書かれている。「依存」と介助者との関係を、<弱さ>を<強み>に展開する途上のように感じた。2021/11/11

ヒナコ

15
中途障害により重度障害者となった当事者研究者による、介護・介助論。自らの成育歴のなかでどのような支援が必要になり、また、どのような支援がなかったから困難さが増大したのかが具体的に論じられてある。内容は端的に言って、非常に良かった。本書は障害当事者の苦労と努力の成功譚として読むべきではなく、一つの思想書として読むでき作品だろう。→2022/10/10

Francis

12
重度障害者である著者が当事者としての立場から書いた自伝。天畠さんが高校卒業後、それまで例のなかった重度障碍者の大学受験を認めさせて合格し、学生ボランティアに介助されながら大学生活を送り、大学院に進学し、当事者研究のの道に入っていく人生は本当にすごいなあ、と思う。ただ、私も難聴の障害者であり、そのために中々自分の遺志を通すことが出来なかったり、コミュニケーション不全を感じたりしている身としては天畠さんはすごすぎてちょっとこちらが委縮したのも事実。天畠さんも「能力主義を内面化している」と書いているし。2023/08/24

ichigomonogatari

10
著者は24時間介護が必要な重度障がい者。自分のこれまでの歩みを詳しく語りながら、介助者との関係やコミュニケーションの取り方、その中で当事者が生きることについて考える。生活に必要不可欠な介助者との間に起きがちな「依存」やその中での「自己決定」とは何か。「当事者研究」を進める中での気づいたことは、自らの「弱さ」を発信することが社会を変えていく可能性がある、ということだった。すべての人は何かに、誰かに依存して生きていることに気づかされ、自分にも無関係な話ではないと感じた。著者の試行錯誤は今も続いている。2021/11/12

ちょび

8
天畠氏の選挙出馬から興味を持ち購入。十代で若年性急性糖尿病から脳死状態に。奇跡的に意識は戻るも発語困難な重度身体障がい者に。障害者入所施設で暮らし続けてもおかしくないところを献身的な両親と本人の努力で一人暮らしへ。高校、大学、大学院へと絶対に無理と言われる事に挑戦実現して行く。障がい者は迷惑をかけないようにひっそりと暮らすが良し!とされる風潮を打ち破る。障がい者当事者でなければ分からないことや必要なことを次々と解決し先に進んで行く強さ。介助者を巻き込み一緒に社会を変えて行こうとする大きな野望に注視したい。2022/07/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/18687917
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。