出版社内容情報
異状死の死因を解剖・検査を通して究明し、法的判断の根拠を提供するのが法医学者の役割だ。その判断はどのように行われるのか。法医学者が死因を誤り、犯罪死を見逃すのはどのような場合か。日本の刑事司法および死因究明制度のどこが問題か。長年第一線で活躍を続け、数々の冤罪事件の鑑定を手がけた法医学者が、これまで経験した事件を取り上げながら訴える。
内容説明
突然死はどのような場合に起こるか。死因を誤り、犯罪死を見逃さないために、どこに気をつけるべきか。日本の刑事司法のどこが問題か、死因究明制度はどうあるべきか。法医学者は訴える
目次
1 なぜ、死因を誤るのか?―死因究明制度の落とし穴
2 突然死はどのように発生し、何をもたらすか
3 医療事故と刑事裁判
4 どうすれば、冤罪を防止できるか