岩波新書<br> 日韓関係史

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岩波新書
日韓関係史

  • 木宮 正史【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 254p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004318866
  • NDC分類 319.102
  • Cコード C0231

出版社内容情報

日韓関係は、なぜここまで悪化してしまったのか。交流が増えるにつれて、日韓の相互理解は進むはずではなかったのか。--その謎を解明するため、本書は一九四五年から現在に至る歴史を、北朝鮮・中国など国際環境の変容も視野にいれながら、徹底分析する。一つの生命体のように変化を遂げる日韓関係の履歴と未来とは。

内容説明

日韓関係は、なぜここまで悪化してしまったのか。交流が増えるにつれて、日韓の相互理解は進むはずではなかったのか。その謎を解明するため、北朝鮮・中国など国際環境の変容も視野に入れながら、一九四五年から現在に至る歴史を徹底分析する。非対称な関係から対称な関係へと変化を遂げた日韓関係の来歴と未来。

目次

序章 日韓関係の現状とそのダイナミズム
第1章 日韓関係の「前史」―一八七五~一九四五年
第2章 冷戦下における日韓関係の「誕生」―一九四五~七〇年
第3章 冷戦の変容と非対称的で相互補完的な日韓関係―一九七〇年代・八〇年代
第4章 冷戦の終焉と対称的な日韓関係の到来―一九九〇年代・二〇〇〇年代
第5章 対称的で相互競争的な日韓関係へ―二〇一〇年代
終章 日韓の「善意の競争」は可能か?

著者等紹介

木宮正史[キミヤタダシ]
1960年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学。高麗大学大学院政治外交学科博士課程修了。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。専攻は国際政治学・朝鮮半島問題(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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trazom

93
歴史とは何を基点にするかで解釈が変わる。右寄りの人は、1965年の日韓基本条約(日韓請求権協定)に照らして現在の韓国を批判するが、私は、1910年の韓国併合を基点とすべきだと思う。欧米列強から開国要求を突き付けられ、先に独立を守った日本が協力する振りをして韓国を植民地化したことを、著者は「安心させて騙しておいて隙をついて侵略した」と表現しているが、その認識を原点としたい。日本国は国民にそれを教えようとしない。だからこそ、決して感情的になることなく、客観的事実を積み重ねたこういう本に、価値があるのだと思う。2021/10/01

skunk_c

70
戦後日韓の関係史を「非対称から対称へ」という大きな流れに整理し、その変化に対応し切れていない日韓の政府と、世論を通じてみた人々の意識に対し、再考を促す内容。日韓両地で生活経験があり、日韓の歴史問題を両国の学者で考える機会にも中心として参加した著者らしく、筆致は極めて冷静でバランスが良い。小渕=金大中のパートナーシップ宣言を再評価せよという指摘はうなずける。また本書から見えてくるのは、30年あまり前に自力で民主化を達成した若い民主主義国である韓国と、上から民主主義を頂戴して75年の日本の人々の意識の違いだ。2022/01/13

おせきはん

27
日韓関係を欧米列強の進出時からの歴史をもとに解き明かしています。日韓関係が特に経済面で対称的になったことに伴う変化に双方が対応できていない状況を理解できました。物事に向き合う基本的なスタンス、価値観の違いもあり、これまでのように棚上げはできても、歴史問題の根本的な解決は難しいと思いました。2021/09/09

崩紫サロメ

19
1875年~2010年代までの日韓関係を、1945年以降に重点を置きながら論じる。鍵となる概念が「非対称性」から「対称性」への変化。支配と被支配という非対称性は勿論のこと、戦後も日本の韓国への無関心と棲み分けがあった。冷戦下韓国にとって日本は社会主義諸国との接触の場であったという言及(p.113)、なるほど……。1990年代以降、韓国の民主化と経済発展が進み、日韓関係は「対称的で相互競争的」な関係へと変化していくが、多くの場合において目的における対称性と方法における非対称性が存在する。2021/09/29

coolflat

17
11頁。19世紀後半、欧米列強が帝国主義国家として、日本や朝鮮に「開国」を迫る。日朝の当初の対応は「鎖国」の継続、「開国」の拒否という点で共通した。しかし日本と朝鮮が置かれた状況は次の二点において違いがあった。第一に、徳川幕藩体制と李朝体制という政治体制、特にその中央集権度の違いである。徳川幕藩体制はその明治日本と比較しても、また同時期の朝鮮と比較しても、著しい地方分権体制であった。それと比較すると、李朝体制ははるかに中央集権的であった。独立性の高い地方権力は存在せず、あらゆる権力は首都漢城に集中していた2023/04/25

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