出版社内容情報
「尊厳」は人権言説の中心にある哲学的な難問だ。概念分析の導入として西洋古典の歴史に分け入り、カント哲学やカトリック思想などの規範的な考察の中に、実際に尊厳が問われた独仏や米国の判決などの事実を招き入れる。なぜ捕虜を辱めてはいけないのか。なぜ死者を敬うのか。尊厳と義務をめぐる現代の啓蒙書が示す道とは。
内容説明
「尊厳」は人権言説の中心にある哲学的な難問だ。概念分析の導入として西洋古典の歴史に分け入り、カント哲学やカトリック思想などの規範的な考察の中に、実際に尊厳が問われた独仏の判決などの事実を招き入れる。なぜ捕虜を辱めてはいけないのか。なぜ死者を敬うのか。尊厳と義務をめぐる現代の啓蒙書が示す道とは。
目次
第1章 「空っぽ頭の道徳家たちの合い言葉」(たわごと?;キケロとそれ以降;カント;優美と尊厳;尊厳と平等;ヒエラルキー;権利を敬うことと。敬われる権利)
第2章 尊厳の法制化(尊厳ある小びと;ドイツ;カント的な背景―人間性の定式;カトリック思想とドイツ連邦共和国憲法;ダシュナー事件と航空安全法;一貫した解釈はあるか;主意主義;結論)
第3章 人間性に対する義務(人間主義;功利主義者の応答;外在主義;人間ではないものが、内在的に善きものであるかもしれない;義務;カント;プラトン主義なき義務)
著者等紹介
ローゼン,マイケル[ローゼン,マイケル] [Rosen,Michael]
政治哲学者。イギリス生まれ。オックスフォードとフランクフルトで学び、現在、ハーバード大学政治学科教授
内尾太一[ウチオタイチ]
麗澤大学国際学部准教授。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了
峯陽一[ミネヨウイチ]
同志社大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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