出版社内容情報
なぜいつまで経っても地方に「景気回復の温かい風」は届かないのか。長野県須坂市、同県王滝村、群馬県南牧村などの事例を通して、製造業、リゾート、建設業等、基盤産業の衰退後に地域が辿ってきた「衰退のプロセス」を詳細に検証。国の「規模の経済」に基づいた政策誘導が逆に危機を深刻化させている実態を明らかにする。
内容説明
なぜいつまで経っても地方に「景気回復の温かい風」は届かないのか。長野県須坂市、同県王滝村、群馬県南牧村などの事例を通して、製造業、リゾート、建設業等、基盤産業の衰退後に地域が辿ってきた「衰退のプロセス」を詳細に検証。国の「規模の経済」に基づいた政策誘導が逆に危機を深刻化させている実態を明らかにする。
目次
第1章 地域はどのくらい衰退したか(進む少子高齢化;衰退を示す社会経済指標)
第2章 衰退のメカニズム(製造業の衰退と「企業城下町」の終焉;リゾート開発と自治体財政の危機;単独事業への政策誘導と建設業の衰退)
第3章 衰退の「臨界点」(基盤産業を失った地域;サービス経済化と地域衰退;社会保障給付が支える地域;「臨界点」はどこにあるのか)
第4章 「規模の経済」的政策対応の問題点(農業の大規模化は農村の持続を困難にする;林業の規模拡大でも森林の荒廃は止まらない;市町村合併は歳出の効率化をもたらさない;大規模化は人口減少に対応できるのか)
第5章 地域衰退をどう食い止めるか(人々が生きていくために必要な社会サービスを確保する;国による政策誘導をやめる;地域に産業を興す;分権・分散型国家をつくる)
著者等紹介
宮〓雅人[ミヤザキマサト]
1978年生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程単位取得退学。博士(経済学)。現在、埼玉大学大学院人文社会科学研究科准教授。専門は、財政学・地方財政論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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skunk_c
けんとまん1007
壱萬弐仟縁
おせきはん
たばかる