出版社内容情報
内戦を逃れ来日した女子高校生が伝統芸能の世界に入り,子育てや介護の傍ら能の伝道師になる人生の賛歌.
内容説明
祖国の内戦を逃れ来日した女子高校生が若き能楽師と出会う。結婚しコンピュータ・サイエンス研究の道を捨て、伝統芸能の世界に入る彼女を待ち受けていた試練とは。能の魅力を妻兼マネージャーとして国内外に発信し再び世界を駆け巡り、子育てや母を呼び寄せての介護に奔走する。自分の道を切り拓いたある女性の記録。
目次
プロローグ―この世界の片隅で
第1章 レバノンとの別れ
第2章 能との出会い
第3章 梅若家の子育て
第4章 能と世界をつなぐ
エピローグ―レバノンと日本で母と共に暮らす
著者等紹介
梅若マドレーヌ[ウメワカマドレーヌ]
レバノン、ベイルート生まれ。英国レディング大学でコンピュータ・サイエンスを学び、優等の成績で理学士の学位を取得。大阪大学大学院情報工学科入学中退、その後、東京大学大学院情報科学研究科(研究生)で研究を続ける。日本や世界各地で新作も含んだ能の舞台公演のプロデュースにかかわり、能の普及につとめる。レバノン国内の活発な芸術文化活動を取り上げたドキュメンタリー映画『明日になれば』ではプロデューサーを務め、同作品は2015年にレバノン文化省より文化推進功労賞を贈られた
竹内要江[タケウチトシエ]
翻訳家。南山大学外国語学部英米学科卒業、東京大学大学院総合文化研究科(比較文学比較文化)修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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neimu
けんとまん1007
おかむら
崩紫サロメ
みなみ