岩波新書<br> レバノンから来た能楽師の妻

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岩波新書
レバノンから来た能楽師の妻

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004318187
  • NDC分類 936
  • Cコード C0295

出版社内容情報

内戦を逃れ来日した女子高校生が伝統芸能の世界に入り,子育てや介護の傍ら能の伝道師になる人生の賛歌.

内容説明

祖国の内戦を逃れ来日した女子高校生が若き能楽師と出会う。結婚しコンピュータ・サイエンス研究の道を捨て、伝統芸能の世界に入る彼女を待ち受けていた試練とは。能の魅力を妻兼マネージャーとして国内外に発信し再び世界を駆け巡り、子育てや母を呼び寄せての介護に奔走する。自分の道を切り拓いたある女性の記録。

目次

プロローグ―この世界の片隅で
第1章 レバノンとの別れ
第2章 能との出会い
第3章 梅若家の子育て
第4章 能と世界をつなぐ
エピローグ―レバノンと日本で母と共に暮らす

著者等紹介

梅若マドレーヌ[ウメワカマドレーヌ]
レバノン、ベイルート生まれ。英国レディング大学でコンピュータ・サイエンスを学び、優等の成績で理学士の学位を取得。大阪大学大学院情報工学科入学中退、その後、東京大学大学院情報科学研究科(研究生)で研究を続ける。日本や世界各地で新作も含んだ能の舞台公演のプロデュースにかかわり、能の普及につとめる。レバノン国内の活発な芸術文化活動を取り上げたドキュメンタリー映画『明日になれば』ではプロデューサーを務め、同作品は2015年にレバノン文化省より文化推進功労賞を贈られた

竹内要江[タケウチトシエ]
翻訳家。南山大学外国語学部英米学科卒業、東京大学大学院総合文化研究科(比較文学比較文化)修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

neimu

42
中学生位でも読めるような平易な日本語で書かれているので、異文化理解、伝統文化再考には良いきっかけになる本。肩肘張らずに読める岩波新書は珍しいので。まず、レバノンという国についてよく知らない。能楽については、並みの知識。一人の女性の半世紀といってしまえば、何だかありふれたものになってしまうが、そう感じさせない興味深い内容だ。更に母親の介護のことで日本とレバノンを行ったり来たり苦労する姿には身につまされるところ大で、しみじみしてしまった。国は違えど親は親、子は子。日本の大学院の欠点は今も変わらないと思う。2022/11/15

けんとまん1007

38
タイトルから想像していた内容と、いい意味で違う部分が多かった。日本の伝統芸能には疎いし、その中でも能楽には馴染みがない。そんな世界に縁があり、一員となった著者と、その家族や周囲の人達。ご本人たち能力や努力もあり、世界が広がって行くのは、読んでいて嬉しくなってくる。やはり、いいものは通じるのだ。2020/05/10

おかむら

38
同じ日本の伝統芸能でも、歌舞伎役者の家の方はワイドショーでもやったりするのでなんとなく知ってたりするけど、能楽師の家って全く知らないわー。しかも奥さんがレバノン人って。いったいどこでどうやって知り合って結婚するに至ったのか。どんな暮らしぶりなのか興味わくー。ってことで岩波新書だけど読んでみた。岩波新書なのに読みやすい。能楽はやはりハイソな芸術、日本よりむしろ海外の方がウケるのかもしれないなあ。子育てや介護についての話は興味深い。同じ国際結婚での子育てを書いたブレイディみかこの本と比べるのも楽しい。2020/02/16

崩紫サロメ

16
レバノンの内戦を逃れ、日本人と結婚した姉を頼って神戸で少女時代を過ごした著者。様々ないきさつを経て、能楽師梅若猶彦と結婚。伝統芸能の世界において、外国人であるから見えてくること、祖国レバノンの内戦の行方……非常に沢山の要素が絡み合っている。特に印象に残ったのが、夫妻の間に生まれたバイカルチュアルな娘と息子の成長。二人ともいろいろな困難にぶつかるが、柔軟に対応しながらたくましく成長していく。多文化共生について考えさせられる。2020/02/07

みなみ

12
Kindle Unlimited で読了。レバノンの紛争を逃れて日本に来た女性が能楽師と結婚する。彼女は能を内外に伝え、日本人とレバノン人の間に生まれた子どもたちの教育環境に苦心し、レバノンに住む実母の介護にも苦労する……まだ彼女の人生は続くが、この時点でもひとりの女性の壮大な一代記だ。海外にルーツを持つ子どもが日本の一般的な教育環境て苦労する様はわかりやすく想像できるがゆえに読んでいて辛い。よく乗り越えたと本当に思う。レバノン紛争にも能にも詳しくないが、読みやすい言葉で書かれており本当にいい本だった。2023/01/01

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