出版社内容情報
豊富なデータで,90年以降の景気動向を検証.時の政権による「改革」は日本経済をどう変質させたのか.
内容説明
「失われた30年」とも呼ばれ、90年以降、低迷を続ける日本経済。この間、企業業績や私たちの暮らしはどう変化してきたか。アベノミクスで豊かさを実感できないのはなぜか。豊富なデータで、30年間の景気動向を分析。歴代の政権による誤った「改革」が景気の腰を折り、日本経済をどのように変質させたかを浮き彫りにする。
目次
1 一九九〇年代以降の日本経済を概観する(三〇年間で日本経済や暮らしはどう変わったか)
2 三〇年間の変化を追っていく(バブルの発生から、膨張、破裂まで(一九八五~九〇年)
バブル破裂後の七年間(一九九〇~九七年)
橋本「構造改革」政策の実施とその破綻(一九九七~二〇〇〇年)
小泉内閣の誕生と本格的「構造改革」政策の実施(二〇〇一~〇九年)
「構造改革」とは何であったか(第四章~第五章への補論)
民主党政権の誕生とその自壊(二〇〇九~一二年)
アベノミクス、超金融緩和と三度目の「構造改革」(二〇一三~一九年))
3 日本財政をどう捉えるか(日本は世界一の金余り国―ギリシアにはならない(第三章~第八章への補論))
著者等紹介
山家悠紀夫[ヤンベユキオ]
1940年、愛媛県生まれ。神戸大学経済学部卒業。1964年、第一銀行に入行。1991年、第一勧業銀行調査部長、1994年、第一勧銀総合研究所専務理事、2001年、神戸大学大学院経済学研究科教授などを歴任。現在、「暮らしと経済研究室」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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