出版社内容情報
行政による虐待対応が本格化して以降も、虐待で子どもの命が奪われる事件は後を絶たない。長年、児童相談所で虐待問題に取り組んできた著者が、多くの実例を検証し、様々な態様、発生の要因を検証。問題の克服へ向け具体的に提言する。
内容説明
二〇〇〇年に児童虐待防止法が施行され、行政の虐待対応が本格化した。しかし以降も、虐待で子どもの命が奪われる事件は後を絶たない。長年、児童相談所で虐待問題に取り組んできた著者が、多くの実例を検証し、様々な態様、発生の要因を考察。変容する家族や社会のありように着目し、問題の克服へ向けて具体的に提言する。
目次
序章 社会を揺るがす子どもの虐待死
第1章 虐待死の検証
第2章 身体的虐待の行き着く先―暴行死
第3章 養育放棄、放置の末に―ネグレクト死
第4章 生まれた瞬間の悲劇―嬰児殺
第5章 無防備の子どもが犠牲に―親子心中
第6章 虐待死を防ぐために
著者等紹介
川〓二三彦[カワサキフミヒコ]
1951年岡山県生まれ。京都大学文学部哲学科卒業。以後32年間、児童相談所に勤務。心理判定員(児童心理司)を経て児童福祉司となる。2007年4月から子どもの虹情報研修センター(日本虐待・思春期問題情報研修センター)研究部長となり、2015年4月からセンター長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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