岩波新書<br> メディア不信―何が問われているのか

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メディア不信―何が問われているのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004316855
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C0236

出版社内容情報

「フェイクニュース」「ポスト真実」が一気に流行語となり、世界同時多発的にメディアやネットの情報の信憑性に注目が集まる時代。独・英・米・日の報道の国際比較研究を通して民主主義を蝕む「病弊」の実像と課題を追う。

内容説明

「フェイク・ニュース」「ポスト真実」が一気に流行語となり、世界同時多発的にメディアやネットの情報の信憑性に注目が集まる時代。権威を失いつつあるメディアに求められるプロフェッショナリズムとは?市民に求められるリテラシーとは?独英米日の報道の国際比較研究を通して民主主義を蝕む「病弊」の実像と課題を追う。

目次

序章 「メディア不信」―何が問題か
第1章 「うそつきプレス!」―ドイツの右翼グループの台頭
第2章 大衆紙の虚報とBBCの公平性―英国のEU離脱決定
第3章 大統領が叫ぶ「フェイク・ニュース!」―分裂する米国社会
第4章 静かな「メディア不信」―日本のメディア無関心
第5章 ソーシャル・メディアの台頭―揺らぐ先進諸国の民主主義
終章 ポピュリズムと商業主義に蝕まれる「言論空間」

著者等紹介

林香里[ハヤシカオリ]
1963年名古屋市生まれ。ロイター通信社東京支局記者、東京大学社会情報研究所助手、ドイツ、バンベルク大学客員研究員を経て、東京大学大学院情報学環教授。専門はジャーナリズム/マスメディア研究。2016年4月から2017年3月まで、ノースウェスタン大学、ロンドン大学、ベルリン自由大学客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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藤月はな(灯れ松明の火)

79
ポピュリズム台頭、思想が極端化し、緩やかに分裂しつつある社会、政治的無関心の根底には長くから募ってきたメディア不信があるのではないかと問いかける本。日本の新聞を読んでいると同じ出来事を取り上げた記事でも左派的、右派的、政権寄りなどの主張が目を付き、本当にメディアには客観性があるのかと困惑する時がある。日本の政治的無関心とそれを逆手にとったセンセーショナルなメディアへの緩やかな不信に反省。それにしてもイギリスのタイムズなどの大手新聞社がポピュリズム寄りの記事を掲載していたことがあるのは知らなかったので驚いた2018/01/24

skunk_c

27
ドイツ・イギリス・アメリカ・日本のメディア状況を比較して、市民たちがどのようにメディアに不信を抱いているかを論じたもの。難民問題がきっかけに右翼から不信を投げつけられるドイツ、大衆紙がEU離脱を扇動したイギリス、反知性主義を背景に、大統領が大手メディアを「フェイク」と罵倒したアメリカ。そしてその大統領選の背後に、ビッグデータを駆使したマイクロ・プロバガンダがあったという。日本は露骨なメディア不信がない中、着実にバランスは右に寄っているという。今後のメディアのあり方については、著者自身も戸惑いを隠さない。2017/12/25

21
私達は「信頼」と「不信」を使い分けることによって思考を節約し、生活態度を単純化する。確かに、そうしないと時間も体力も浪費するだけだ(気軽に買い物もできない)。しかし、あまりにもシステム任せ、前例頼みになってやしないだろうか▼常識(当たり前)を疑い、突き放す為の方法→「歴史的考察」と「国際比較研究」(ただし、成績比べはしない)。つまり、今の自分がいる場所の問題を起点に、縦軸と横軸を意識してみることなのだと思った。2018/05/25

べる

18
グローバルなテーマの「メディア不信」をドイツ、英国、米国、日本の事例から考えていく一冊。米国では、2016年の米国大統領選で57紙から支持をとりつけたクリントン氏が、2紙だけの支持のトランプ氏に惜敗した例などからソーシャルメディアの発達の影響が大きいと分かった。日本は不信ではなくて「無関心」と述べられているので、身近なソーシャルメディアを上手く活用する手があると思う。現在から離れてその成り立ちを考える『歴史的考察』と他国の例を見て違うやり方、考え方や共通課題を発見する『国際比較』という分析の仕方も学べた。2018/10/13

ヒデミン@もも

17
市図書館。大学図書館。政治学原論レポート。後半参考になった。2018/11/23

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