出版社内容情報
田沼意次政権の瓦解後、全国的に広がる一揆・打ちこわしの暴発と大飢饉に直面し、危機に陥る幕府。老中となった松平定信は果敢に寛政改革に取り組むが、同じ頃、日本近海にはすでに欧米諸国の船が迫り──。明治維新へ向かう激しい時代の動きと、その中でしたたかに生き抜く民衆の姿を生き生きと描く、好評のシリーズ最終巻。
内容説明
田沼意次政権の崩壊後、全国に広がる一揆・打ちこわしの暴発と大飢饉に直面し、危機に陥る幕府。老中となった松平定信は果敢に改革に取り組むが、同じ頃、日本近海にはすでに欧米諸国の船が迫っていた―。明治維新へ向かう激しい時代の動きと、その中でしたたかに生き抜く民衆の姿を生き生きと描く、好評のシリーズ最終巻。
目次
第1章 近世の曲がり角―維新の起点(内外の危機と政治改革;対外的危機の兆し;天皇浮上の動き)
第2章 内憂外患の時代へ(幕府政治の退嬰化;アヘン戦争の衝撃;対外的危機と天保の改革の始まり;内政改革の失敗)
第3章 近代の芽生え(学校教育の発展と朱子学・蘭学;民衆の知の発達)
第4章 開国・開港(続く異国船渡来と幕府・朝廷;和親条約と安政の改革;通商条約の締結;開港と民衆・幕府)
第5章 幕末政争から維新へ(公武合体運動の激化;政局を席巻する尊王攘夷運動;新たな国家への道)
著者等紹介
藤田覚[フジタサトル]
1946年長野県生。1974年東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得。東京大学史料編纂所教授、同大学大学院人文社会研究科教授を経て、東京大学名誉教授。専攻、日本近世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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