岩波新書<br> カラー版 北斎

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岩波新書
カラー版 北斎

  • 大久保 純一【著】
  • 価格 ¥1,210(本体¥1,100)
  • 岩波書店(2012/05発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 194,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004313694
  • NDC分類 721.8
  • Cコード C0271

内容説明

「画狂人」と称した葛飾北斎(一七六〇~一八四九)は、生涯自らの到達点に満足することなく、画業に専心し、多彩な作品を遺した。初期の役者絵から、美人画、摺物、読本挿絵、絵手本(北斎漫画)、風景画、花鳥画、そして晩年の肉筆画まで、傑作・代表作六九点を収録し、その画業を江戸絵画史の中に位置づけながら、読み解く。

目次

第1章 浮世絵師になる―春朗時代(幼年期の北斎;勝川派への入門;勝川派からの離脱)
第2章 摺物と狂歌絵本―宗理様式の時代(二代目宗理を襲名;美人画の世界;狂歌絵本;摺物 ほか)
第3章 再び浮世絵の本流へ―北斎時代(読本の挿絵;洋風風景画の試み;『北斎漫画』)
第4章 天保の錦絵―為一時代(文政期の風景表現;“冨嶽三十六景”の誕生;“冨嶽三十六景”の史的意義;風景版画の諸作;天保期の花鳥版画)
第5章 晩年の北斎(画道へのあくなき執着;『富嶽百景』;晩年の絵本や絵手本など;晩年の肉筆画;北斎の死)

著者等紹介

大久保純一[オオクボジュンイチ]
1959年徳島県生まれ。1985年東京大学大学院人文科学研究科修了、博士(文学)。専攻は江戸絵画史。現在、国立歴史民俗博物館研究部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ヴェネツィア

384
新書版なので絵が小さいのは致し方ないのだが、絵画について語るにしては枚数が少なすぎる。せっかくのカラー版なのだから、もっと豊富に絵を示して欲しかった。岩波なのだから、まさか「先生、印刷原価が高くならないように絵は極力抑えてくださいね」などと耳打ちされたとも思えない。一方、文章の方だが「絵画史や当時の出版のしくみにおける北斎という視点で執筆した」と「まえがき」に語られているように、本書はエピソードを連ねた伝記的な読み物ではなく、むしろアカデミックなものであり、北斎の絵の変遷はよくわかる。2020/06/30

藤月はな(灯れ松明の火)

15
名古屋の某デパートで開催されていた北斎展に気づくのが遅れて気づいた時にはもう、終わっていたという悔しさで歯噛みしていた時に大学図書館の新刊コーナーで見つけて万歳三唱したくなりました(笑)北斎の奇天烈な暮らしではなく、彼の絵師としての歩みとデッサン、作品の特徴を紹介しています。鮮やかな色と躍動感のある人物像、ぼかしなども取り入れた堂々としたタッチだからこそ「北斎の絵だ!」と印象が強かったのだと思います。でも興味のためか、絵はやっぱり「こはだ小平治」などの怪奇的な妖怪画に惹かれてしまいます^^;2012/06/27

雨巫女。@新潮部

12
《私‐図書館》北斎が、歳を重ねるごとに、作風と名前が、変わっていく。実に判りやすいし、面白い。2012/11/17

壱萬弐仟縁

10
前頁、光沢ある紙の新書としては高い価格になる本。2013年度~高校英語教科書にも北斎は取り上げられ始めた(ⅰ頁)ことは喜ばしい。通訳案内士の卵も彼らの中にはいるかもしれないので。多文化共生のためにはそれぞれの国の伝統部下の尊重なくして成り立たないと思える。北斎の画法として、三つわりの法がある。画面を縦に三等分、地平線も三等分し、一点凝視法的な画面でも消失点を二つ設定する透視図法(102頁)。図35東海道名所一覧は極めて細かく精密(110-111頁)。北斎の年齢の節目を語る箇所(162頁)は人間発達の節目。2013/11/25

二笑亭

7
「絵画史や当時の出版のしくみの中における北斎」という視点のため、内容は北斎の画業の読み解きが中心。図版が少ないのがやはり不満で、北斎の画集を併読しないとその画業は十分に理解できないかも知れず──画狂老人卍と号し90歳まで生きた北斎の画業を新書本で網羅するのは物理的に難しいのは承知だが。転居癖と度重なる画号の変更は有名な話で知っていたが、忠臣蔵の小林平八郎の子孫だというのには驚いた。錦絵であればやはり『富嶽三十六景』(実は46図ある)、圧倒的な描き込みが凄まじいの読本の挿絵が良い。2023/01/26

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