内容説明
日常行動の監視、強引な取締り、残虐な拷問…。悪名高き特高警察は、いかなる組織だったのか。その「生態」を膨大な資料・証言から解き明かすとともに、植民地朝鮮や「満州」での様相、ドイツの秘密警察ゲシュタポとの比較、戦後の「解体」と「継承」など、全体像に多角的に迫る。
目次
1 特高警察の創設
2 いかなる組織か
3 その生態に迫る
4 総力戦体制の遂行のために
5 植民地・「満洲国」における特高警察
6 特高警察は日本に特殊か
7 特高警察の「解体」から「継承」へ
著者等紹介
荻野富士夫[オギノフジオ]
1953年埼玉県生まれ。1975年早稲田大学文学部卒業。現在、小樽商科大学教授。専攻、日本近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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