岩波新書 シリーズ中国近現代史 2<br> 近代国家への模索 1894‐1925―シリーズ中国近現代史〈2〉

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岩波新書 シリーズ中国近現代史 2
近代国家への模索 1894‐1925―シリーズ中国近現代史〈2〉

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  • サイズ 新書判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004312505
  • NDC分類 222.068
  • Cコード C0222

出版社内容情報

日清戦争や義和団戦争に敗れた清朝は、改革を試みながらも、求心力を失っていった。辛亥革命により中華民国が誕生するも、混乱は深まっていく。「救国」の考えが溢れ出し、様々な近代への道が構想された30年を描く。

内容説明

日清戦争や義和団戦争に敗北した清朝は、改革を試みながらも求心力を失っていった。そして、多様な国家像が相克するなか辛亥革命により中華民国が誕生するも、新たな国家像の模索は続いた。列強による「瓜分の危機」の下で、「救国」の考えが溢れ出し、さまざまな近代への道が構想された三〇年を、国際関係の推移とともに描く。

目次

第1章 救国と政治改革(日清戦争;「瓜分の危機」;変法・自強)
第2章 王朝の維持と「中国」の形成(義和団戦争と辛丑和約;光緒新政と近代国家建設;知識人の「中国」と「近代」)
第3章 立憲君主制と共和制(立憲君主制の模索;集権と分権;辛亥革命と中華民国の成立)
第4章 中華民国の国家構想と袁世凱政権(袁世凱政権の成立;第一次世界大戦と対華二一カ条要求;一九一〇年代の社会と経済)
第5章 国際社会の変容と中国(国際社会のなかの中国;ソ連の出現と社会主義の受容;二つの中央政府と聯省自治;孫文の死と北京政府の崩壊)

著者等紹介

川島真[カワシマシン]
1968年神奈川県横浜市生まれ。1997年東京大学大学院人文社会研究科博士課程修了。現在、東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻准教授。専攻は中国近現代史、アジア政治外交史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

124
少し隣国の歴史を知ろうと思って手に取りました。シリーズで5冊出ているようなのですが、その2番目にあたる清国の最後の15年間と中華民国の初期のころが書かれています。日清戦争も取り上げられていますが、当時の経済状況や政治状況という私の今まで知りえなかった情報が結構詳しく書かれています。中華民国では袁世凱について詳しく説明されまた対ソ連との関係も書かれていてこのシリーズは面白そうです。2016/01/19

崩紫サロメ

28
日清戦争から北伐まで。中国では新の封建支配・列強の侵略→不徹底な革命→中国共産党による解放、という単純化された「救国」の物語として描かれるが、本書はそのように単純には描き切れない、多くの課題・可能性が描かれる。まず「救国」の対象となる「国」のあり方。まさに近代的な「中国」という枠組みが作られたのがこの時代であったが、そこには採用されなかった多くの「中国」の可能性があった。また、「分裂の時代」と否定的に捉えられがちであるが、地方が主導的な役割を果たし、地方と中央の関係が問い直された。2021/10/26

しんすけ

15
中国の歴史だが、日本人として考えさせられる時期を対象にしている。 対象の時代は日清戦争(1894年)から第一次大戦終了(1918年)後の時代。清は弱小と思われた日本に敗戦した結果世界的な信用を消失しつつあった。 閉塞していく社会尾状況に抵抗するように1900年に義和団が乱を起こす。西太后も同様の気分に居たのか、この乱を支持し欧米に宣戦布告する。 だが日本を含めた連合軍が北京に投入され義和団は鎮圧される。 漢族は、これによって満州族からの独立の意思が目覚めたのでないかと推定される。2021/01/05

coolflat

15
日清戦争から第一次国共合作~北伐直前ぐらいまでが描かれている。列強による中国分割のど真ん中と言っていい時代。それにしても、日清戦争における講和条約である下関条約第6条4項において、外国人の開港における工場経営を認めているのだが、これは従来、清が外国と結んだ南京条約や北京条約などの不平等条約には含まれない条項だったというのが、個人的には特に印象に残った点でもあり、新たに知識を得た点でもある。これらの不平等条約には当然、最恵国待遇というものがあり、欧米列強にもこの条項はそのまま受け継がれることになったわけだ。2015/06/20

MUNEKAZ

10
日清戦争から蒋介石による北伐まで、激動の30年間を追う。混乱期と一口に言われるが、その中でも「救国」を目指して様々な取り組みや可能性があったことを示している。軍閥の割拠による分裂の時代という印象もあるが、彼らが中央政府は否定しても、「中国」という枠組みは尊重しているということ、それを持って中国のナショナリズムの勃興を解くのはなるほどと思わせる。また北京政府の条約改正・国権回復が着実に進んでいたのも意外であり、その粘り腰の外交姿勢は興味深かった。2020/07/30

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