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岩波新書
低炭素経済への道

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  • サイズ 新書判/ページ数 239p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004312413
  • NDC分類 451.35
  • Cコード C0233

出版社内容情報

刻一刻と進む地球温暖化。この未曾有の環境変動を前に、従来型の経済発展は許されない。いま必要なのは、CO2を大幅に削減し経済を向上させる、新たな成長戦略だ。低炭素化による経済ビジョンの大いなる可能性を示す。

内容説明

刻一刻と進行する地球温暖化。この未曾有の環境変動を前に、従来型の経済発展はもはや許されない。いま必要なのは、CO2の排出を大幅に削減し、なおかつ経済を向上させる、新たな成長戦略だ。困難な課題を克服する鍵は、産業構造の転換にある。低炭素化による経済の大いなる可能性と将来ビジョンを示す。

目次

第1章 排出削減が経済を向上させる(二つの経済ビジョン;グリーン・イノベーションと「第三次産業革命」)
第2章 地球規模での排出削減への挑戦(COP15とは;「二℃目標」への挑戦;COP15の今後;気候変動が迫る国際連携)
第3章 省エネ世界一の幻想からの脱却(排出削減を回避する論理;排出削減の可能性と削減のための政策;経団連環境自主行動計画の検証;「試行排出量取引スキーム」の問題点)
第4章 環境産業政策への転換(低炭素化が生み出す新しい経済の姿;低炭素経済の基盤づくりとしての「インフラの造り替え」;「投資政策」としての環境政策;グリーン産業政策を)

著者等紹介

諸富徹[モロトミトオル]
1968年大阪府生まれ。1998年京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、京都大学大学院経済学研究科教授

浅岡美恵[アサオカミエ]
1947年徳島県生まれ。1970年京都大学法学部卒業、1972年弁護士登録。現在、弁護士(浅岡法律事務所)、NPO法人気候ネットワーク代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たぬき

1
もうかりまっかの構造式は?2013/04/01

Louis9th

0
新聞記事の紙幅が増えたくらいの内容でしかなく、さしたる驚きも発見もない。具体的な提言は排出権取引市場について程度。 本書自体は震災前の民主党鳩山政権の25%削減が世に出た時期に著されたもの。エネルギーが重要であると言及している割に原発に触れておらず、震災以前の原発の位置づけを読みたいと期待したところがあったので稍期待外れ。 妄言とは言わないけれど、「この半世紀予想もできなかった革新があっていろいろ乗り越えてきたんだから、これから先も何かおっきな変化があって超えて行けるはず」ってのもなかなか乱暴なような。2014/04/15

壱萬弐仟縁

0
グリーン・イノベーション。これは、環境技術革新を意味しており、シュンペーターの経済発展を引き合いに出しつつ、環境保全のためにどんな規制が必要か、などが考察されている。イェニケとジェイコブが提起した、「第三次産業革命」(51ページ~)は、再生可能エネルギーの活用に主眼がある。その文脈は、気候変動の激変に見舞われることも多々あり、人間の産業活動を自己制御できなくては、人類は金持ちだろうが、貧しかろうが、共倒れは目に見えている。とかく、グリーンツーリズムのように、形容詞が付けばいいという単純な話ではない。2012/07/01

tak

0
専門書としては評論に過ぎるし、一般向けには理解し難い。ちょっと微妙。2010/08/21

NekoApple

0
http://booklog.jp/users/keithewisdom/archives/40043124182010/04/25

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