出版社内容情報
聖書は信仰をもつ人だけが読むものなのか。本書は聖書を、広く人々に開かれた書物として読む案内書である。特定の教派によらず、自主独立で読む。聖書学者の著者が、自身の経験と思索をもとに提案する「わかる読み方」。
内容説明
聖書は信仰をもつ人だけが読むものなのか?本書は聖書を、広く人びとに開かれた書物として読むための入門書である。特定の教派によらず、自主独立で読む。聖書学者の著者が、自身の経験と思索をもとに提案する「わかる読み方」。キリスト教に関心がある人はもちろん、西洋思想を学ぶ人にも格好の手引きとなる。
目次
1 聖書の読みづらさ―青年たちの声と私の経験(「正典」と「古典」であるがゆえの宿命;聖書そのものの文書配列の不自然;異質な古代的世界像;神の行動の不可解)
2 聖書をどう読むか―私の提案(キリスト教という名の電車―降りる勇気と乗る勇気;目次を無視して、文書ごとに読む;異質なものを尊重し、その「心」を読む;当事者の労苦と経験に肉薄する;即答を求めない。真の経験は遅れてやってくる)
3 聖書の読書案内(旧約聖書;新約聖書;グノーシス主義文書)
著者等紹介
大貫隆[オオヌキタカシ]
1945年静岡県浜松市生まれ。1979年ミュンヘン大学にてDr.theol.取得。1980年東京大学大学院人文科学研究科西洋古典学専攻博士課程修了。現在、自由学園最高学部教師、東京大学名誉教授。専攻、新約聖書学、古代キリスト教文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
優希
Koning
うのきち
白義