岩波新書
歌仙の愉しみ

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  • サイズ 新書判/ページ数 233p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004311218
  • NDC分類 911.38
  • Cコード C0292

出版社内容情報

当代随一の作家、詩人、歌人が揃って、三十六句の調べを織りなす。古きよき歌ことばから流行語まで、とっさの受けは縦横無尽の手練れたち。古来きまった歌のかたちを生き生きと現代によみがえらせる、滑稽とみやびの丁々発止、鼎談による解説もまた、読み出したら止まらないほど面白い! 俳諧入門にも最適の一書。

内容説明

当代随一の詩人、歌人、小説家が揃って、一巻三十六句の調べを織りなす。古きよき歌ことばから現代語まで、とっさの受けは縦横無尽。滑稽とみやびの丁々発止が、古来うけつがれてきた歌のかたちを生き生きと現代によみがえらせる。独吟ではない「座の文学」の愉しさを存分に教えてくれる、恰好の俳諧入門。

目次

鞍馬天狗の巻
夜釣の巻
YS機の巻
ぽつねんとの巻
大注連の巻
焔星の巻
海月の巻
まつしぐらの巻

著者等紹介

大岡信[オオオカマコト]
詩人。1931年静岡県生まれ、東京大学文学部卒。評論『紀貫之』(読売文学賞)、『折々のうた』(岩波新書、菊池寛賞)他多数

岡野弘彦[オカノヒロヒコ]
歌人。1924年三重県生まれ、國學院大學国文科卒。折口信夫に師事。國學院大學名誉教授。歌集『滄浪歌』(迢空賞)『天の鶴群』(読売文学賞)『バグダッド燃ゆ』(現代短歌大賞)、評論『折口信夫伝』(和辻哲郎賞)他多数

丸谷才一[マルヤサイイチ]
小説家。1925年山形県生まれ、東京大学文学部英文科卒。『年の残り』(芥川賞)『たった一人の反乱』(谷崎賞)『樹影譚』(川端賞)『輝く日の宮』(泉鏡花賞)、評論『後鳥羽院』(読売文学賞)『忠臣蔵とは何か』(野間文芸賞)他多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ucchy

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中世、近世のころは盛んに行われていたという連句がどういうものなのか少し分かった。三人で合作して詩をつくるというのも面白そうだなと思った。ただし本書のメンツは爺さんばかりで連句も年寄りじみていた。若い人や女性の共感を呼べるとは思えなかった。また、解説談義を読まないと連句が理解できず、連句は解説なしで独立して成立はしないのだろうか、と疑問を持った。2017/10/23

Ayako Momose Uchida

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まきまき楽しいよ、ということがよくわかります

ひーら

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言葉の達人たちの言葉遊びが面白かった。2008/11/18

横丁の隠居

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このお三方の知識は該博(あたりまえ)で、わたしなんぞ到底足下にも及ばず、このレベルに達するのは無理だと早々にあきらめた。 逆に言うと、非常にぺダンティックなお遊びで、当人たちには大変楽しいのだろうけれど、できあがった歌仙を読み解くのは同程度の教養を(それも3人分)もっていないと無理だ。 これだけ解説されれば、なるほどとも思うが、素の歌仙そのものを読んでもまずわからないと思う。通底する俳味なり俳諧趣味はわからないでもないが。 2022/04/30

めぐみこ

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三翁の連歌とセルフ解説。文人でありながら、絶妙にクラスタの違う三人のハーモニーが心地よい。2017/04/30

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