出版社内容情報
「私は赤ちゃん」「私は二歳」の著者が母親へのアドバイスとして執筆した一三○篇の珠玉エッセイ集.「恋愛結婚と見合結婚」「赤ん坊か仕事か」「いいお母さんの条件」「ぐちの効用」「シュウトメの私有財産」「伯父ワーニャ」などの題からもわかるように,人生論,芸術論あり,家庭問題,文化問題ありで,まことに多彩である.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さきん
18
いかにも戦後知識人といった感じで、自由と合理主義を貴ぶ。しかし、フェニミズムや男女平等とは距離を置いていて、男女の違いを認識している上での母親論であった。今でも産休は取るのが難しい。サラリーマンな生活は非常に男性的と言わざるを得ない。2017/11/12
まりん
2
昔の本は言い回しが丁寧でなんか心のざわつきがおさまる。子供の頃、小学校の誰もいない図書館で本に囲まれた時のような安心感。2014/04/01
ymd
1
大学のときに古本で2014/05/20
すずめ
1
60年代の日本の女性は、いかに大変な時代に生きていたかということがわかる本。著者(男性)の目線を介してこそ描かれた、当時の雰囲気がひしひしと伝わってくる。
ヤスコ
1
かなり古い本なのに、今になっても全く改善されていないことも多く、不甲斐なく感じた。2011/09/05