岩波文庫別冊
生の深みを覗く―ポケットアンソロジー

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 473,/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003500231
  • NDC分類 908.3
  • Cコード C0190

出版社内容情報

はじめての読者にも、百戦錬磨の読者にも! 鴎外、漱石にウルフやカフカ―魯迅にボルヘス、小島信夫、林京子。作家たちがつむぐ人びとの夢や日常、運命の変転、滑稽と悲哀。東西の名作・異色作に、胸はずむ短篇小説コレクション。

内容説明

はじめての読者にも、百戦錬磨の読者にも!鴎外、漱石、ウルフ―あれっ、ボルヘスに魯迅、小島信夫、林京子もいる。作家たちが紡ぐ人の夢や日常、運命の変転、滑稽と悲哀。東西の短篇の森から名作・異色作・問題作を揃えました。好きな作品がきっとみつかる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

57
ヴァージニア・ウルフが紡ぐ御伽噺(姪へ贈られたそうな)は何とも魅惑的。ラグトンばあやが居眠りをすると彼女が縫っているカーテンから動物たちや人物が躍動するのだから!その生き生きした様子は何ともチャーミング!同時に縫われる(=記録される)事で固定化される生の営みにも思いを馳せずにいられない。「小さな王国」は大人が子供を使って監視・支配しようなんざ、猪口才な。それより、凄いのは互助にもなり得る貨幣社会を作り上げた子どもたちの手腕なのだから。それが「教室」という小さな世界の管理者である教師にも影響を及ぼすのが痛快2024/04/16

浮草堂美奈

8
図書館で借りて。数年ぶりのアンソロジー読。おおー、そうきたか! という名作家揃いだが、魯迅以外全部初読で嬉しかった。色んな作家の短編をたくさん読める本なので、読書が苦手という方にもオススメできる。2016/09/25

KAZOO

6
岩波文庫のポケットアンソロジーの1冊目です。2冊目は「この愛のゆくえ」ということで先に読みました。今までにないアンソロジーで日本あるいは海外の著名な作者の短篇を選んでいますが、その選択眼はいままでにないものとかんじました。葉山嘉樹の「セメント樽の中の手紙」まであったり、カフカやボルヘス、フィリップなどもあります。贅沢な感じです。しかももっとすぐれているのは選者の解説には各作家の対比的な作品も紹介されていて、これを集めればまた面白いアンソロジーができます。今後これらのものを出してほしいと感じました。2013/06/06

gachi_folk

4
谷崎潤一郎の小さい王国は、ただただ哀しい。こんだけ多くの作家の作品を読めるってのはお得!2011/10/11

本命@ふまにたす

3
やや集めのアンソロジーで、日本文学、外国文学を問わず様々な短編が収められている。どれも読み応えがあるが、選ばれた短編の並びをみるとやや教科書的か。2020/09/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/629850
  • ご注意事項

最近チェックした商品