岩波文庫<br> うたげと孤心

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岩波文庫
うたげと孤心

  • 大岡 信【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 416p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003120224
  • NDC分類 911.102
  • Cコード C0195

出版社内容情報

詞華集の編纂、歌合、連歌といった古典詩歌の創造の場としての「うたげ」、これに対峙する創作者たちの「孤心」。日本詩歌史上の名作を具体的に検討し、わが国の文芸の独自性を問い、日本的美意識の構造を捉えた名著。(解説=三浦雅士)

内容説明

詞華集の編纂、歌合、連歌といった古典詩歌の創造の場としての「うたげ」、これに対峙する創作者たちの「孤心」。『万葉』『古今』、そして『梁塵秘抄』等々、日本詩歌史上の名作の具体的な検討を通して、わが国の文芸の独自性を問い、日本的美意識の構造をみごとに捉えた名著。豊饒なる詩のこころへの誘い。

目次

歌と物語と批評
贈答と機智と奇想
公子と浮かれ女
帝王と遊君
今様狂いと古典主義
狂言綺語と信仰

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

92
最初は「スバル」に連載されていたものが単行本になり、岩波同時代ライブラリーとなり、さらに筆者がなくなったいま古典として岩波文庫に収録されました。異常に内容の濃い、日本の古典といわれる詞華集などの論考を通じて美意識などを分析しています。学生時代はさまざまな批評家の文献を読みましたが、最近はトンとご無沙汰でした。いまの高校生などには難しいのかもしれませんが教科書や大学入試の文章にもってこいの部分がかなりあります。2017/11/15

toiwata

6
読むにも力量がてきめんにあらわれるということがわかる一冊。歌の贈答の並べ方の違いからそれぞれの意図をほぐして読み解いて行く練達、後世の史家を惑わせる何事も書き記されていない近代に至るまで幻の書であった梁塵秘抄から通俗的な意味ではない権力者の孤独に迫る筆致。2017/11/06

大臣ぐサン

3
初出は1973~74に季刊文芸誌『すばる』で連載され、1977年「うたげと孤信」としてまとめられた。その後、1990年には岩波同時代ライブラリー、2008年岩波現代文庫を経て2017年に岩波文庫の一冊に収められた。40年の間にこれだけ版を重ねるとは本書の与えた影響の大きさが感じられる。2021/05/10

はちめ

3
前半部は和歌に関するうたげと孤心からのアプローチで面白かったが、後半部は今様に関する記述で、現在の時点からすると新鮮味が感じられない。本書が書かれた当時は今様自体があまり知られていない状況で、今様を古典文学として取り上げること自体が画期的だったのかもしれないが、結論的に言えば和歌と今様を同じ切り口で記述することにほとんど意義はないだろう。似ていても全く異なる文学分野だから。今様が昭和期の文学者にどのように受け止められたかが窺える点で興味深いということはある。☆☆☆★2018/06/30

阿部

2
大岡信による日本の詩歌論、なんだけどその視野は創作一般、ないし人間一般を捉えるところにまで手が届きそうなところに本書の魅力があると思う。 合す、他人がいる、うたげということと同時に孤独や1人ということを研ぎ澄ませたものが優れた詩歌を書いたという表題の話に加え、最終的には「移す」ことや信仰との関わりまで話をもっていくあたりにも議論の深さがある。2020/05/13

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