出版社内容情報
明石海人(1901-1939)は25歳のときハンセン病と診断される.病が進行していく中,表現者としての研鑽を昇華させて数年の間に秀逸な短歌を残した.「もし長寿を保ったなら,昭和時代を代表する大歌人となったろう」(大岡信).隔離された生活の深い絶望を超えて生み出された,歌集『白描』はじめ文学性豊かな作品を集成する.
内容説明
明石海人(1901‐39)は25歳のときハンセン病と診断される。病が進行していく中、表現者としての研鑽を昇華させて数年の間に秀逸な短歌を残した。「もし長寿を保ったなら、昭和時代を代表する大歌人となったろう」(大岡信)といわれる才能は、隔離された生活の深い絶望を超えて、歌集『白描』をはじめとする文学性豊かな作品を生み出した。
目次
歌集 白描(白描;翳)
白描以後(よろこび;越冬;花咲き花散る ほか)
翳2(妻;療養所;協奏曲など ほか)