岩波文庫<br> 江戸川乱歩作品集〈3〉パノラマ島奇談・偉大なる夢 他

個数:

岩波文庫
江戸川乱歩作品集〈3〉パノラマ島奇談・偉大なる夢 他

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2024年05月21日 02時25分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 484p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003118160
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

現実の世界は,はかない幻に過ぎない.「夢」こそ,真の実在である.「夢」の彼方に拡がる世界を探る.代表作「パノラマ島奇談」、戦時下の問題作「偉大なる夢」の他、「毒草」「百面相役者」「芋虫」「防空壕」「指」の7篇を収録。

内容説明

夢の中で妖しく咲き乱れる心象の沃野こそ、真の世界。美と享楽の完全なる人工楽園の建設という夢幻にとり憑かれた青年を描いた代表作「パノラマ島奇談」、戦時下の制約された中で斬新な手法を駆使して書かれた探偵小説「偉大なる夢」の他、7篇を収録。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ehirano1

76
偉大なる夢について。江戸川乱歩もこういうのを書くんだぁ、というのが最初の印象でした。これまでの乱歩の著作とは打って変わった方向性ですが、大作だと思います。数世代を跨いで粛々且つ、脈々と画策された壮大な、いや偉大な計画、いやいや、もはやタイトルと同じ「偉大なる夢」であったと云っても過言ではないと思いました。そう、本作には表の「偉大なる夢」と裏の「偉大なる夢」がありました、なんと壮大、いや偉大なことか!2023/06/08

かわうそ

31
「夢のゆくえ」というテーマのもと全般的に怪奇幻想風味濃厚で非常に好みのセレクション。特に短めの作品「毒草」「芋虫」「防空壕」が面白かった。乱歩の小説はそれほど読んでこなかったので、この作品集をきっかけに今後もいろいろ読んでみたいと思います。2018/07/14

A.T

28
「百面相役者」が面を外した面相は描かれない。次々に仮面を変え続ける空虚に鳥肌が立つ。「パノラマ島奇談」「芋虫」は多くの短編集に収録されて繰り返し読む機会があるが、その度に面白さが改まる。配役が妙味で、どの登場人物にも隠された心理があることを感じさせる、覗き見のドラマ…。昭和18年発表の「偉大なる夢」はSFのような科学小説か、はたまた日米諜報機関のスパイ活劇か、謎解き推理小説か…と面白さてんこ盛り。2023/12/09

春ドーナツ

19
カバー図版は乱歩揮毫の色紙「うつし世はゆめ よるの夢こそまこと」***新潮文庫の「傑作選」を読み返しては満足しているアマチュアなので、作品集全3巻のラインナップは、ほとんどが初読みで、三島由紀夫がらみで題名だけは知っていた「黒蜥蜴」も読むことができて、大変興味深いものがあった。新潮文庫は2016年に「名作選」も刊行していたのは今知った。詳細はネタバレを避けるために割愛するけれど、「偉大なる夢」はいろいろな意味で、現在の環境下で読まさせていただけるのか、と編者に感謝しながら読み進める。そういう時代を忘れては2024/04/25

しんすけ

19
10代後半から21歳くらいまでに読んだものが収録されている。 「防空壕」を除いたほかは、当時は興味持てないものばかりだった。 「芋虫」に見える悍ましさが、探偵小説として成立しないと思えたからである。今から観ると、ぼく自身の単なる感情的なものであって、深く考慮してはいなかったもののようにさえ感じられる。 「大いなる夢」に至っては、いかに戦中の軍協力作品とはいえ乱歩もここまで堕落した時代があったのかとの感慨を抱いたものだった。 しかし今回読み直してみると「意外な犯人」なる設定に興味を覚えた。2020/10/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12723670
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品