目次
第1章 子を生み、育てていく自分へ
第2章 創設される産後ケアの拠点
第3章 手を借りたい時に生きるネットワーク
第4章 優しさが循環していく社会へ
著者等紹介
福島富士子[フクシマフジコ]
東邦大学看護学部家族・生殖看護学講座教授。1957年静岡県生まれ。横浜国立大学大学院環境情報学府満期退学。博士(医学)。国立保健医療科学院を経て、2014年4月から現職。専門分野は母子保健、ソーシャルキャピタル。「行政からの周産期の支援」「産後育児支援体制のあり方」「少子化社会における妊娠・出産にかかわる政策提言」に関する研究を実施。2013年、一般社団法人産前産後ケア推進協会を創設
みついひろみ[ミツイヒロミ]
1961年宮城県生まれ。ライター・編集者。明治学院大学卒業後、出版社勤務を経て執筆活動を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツキノ
5
「産後ケア」の必要性、現状、事例がまとまっている。「岩波ブックレット」はスグレモノ!2014/04/11
ミィさん
0
産後ケアの重要性を説いた画期的な本。出産は命がけです。医療が介入しないと仮定した場合、母親の致死率は産後1日で6割。母親は産後ボロボロの体で右も左も分からず泣いている我が子を泣きやませようと必死になるものです。わたしもそうでした。不安でたまりませんでした。本書は、産後ケアセンター、産後のヘルパーの派遣などの事業について紹介しています。政府も、産後ケア事業を新しい日本のための最優先課題として進めていくことを決めました。今や10人に1人は産後うつになる時代です。産後ケア事業の充実を願ってやみません。2015/02/20
まいちょろ
0
現在の日本の産後ケアの動向をまとめた本。行政側からの地域の取り組みを主として書かれていた。私も産後の一人として、産後ヘルプを利用したいと思いつつも、金銭面の負担や、夫婦で何とか頑張れば何とかなる(さらに困った時は少し遠方の親を頼る)…という(どちらかというと恵まれた)状況で、なかなか利用できていない。地域ネットワークを深めたいと思うものの、模索中。 誰もが簡単に利用できる社会に推移しますように。産後ケアの動きが日本中に広まりますように。2014/07/29