出版社内容情報
いま,育児に熱心な父親=「イクメン」が注目されている.しかし実際には,「イクメン」は依然として少数派にすぎず,父親の役割に関する社会の誤解や思いこみも多い.そもそも父親とは何なのか.父親による育児はなぜ必要なのか.父親をすることが家族や男性自身にもたらす意義とは.家族心理学の豊富な研究成果をもとに考える.
内容説明
いま、育児に熱心な男性=「イクメン」が注目されている。しかし実際には、「イクメン」は依然として少数派にすぎず、父親の役割に関する社会の誤解や思いこみも多い。そもそも父親とは何なのか。父親による育児はなぜ必要なのか。父親をすることが家族や男性自身にもたらす意義とは。家族心理学の豊富な研究成果をもとに考える。
目次
第1章 父親になること、父親をすること(人間だからこそ必要な子育て;子育てを可能にする人間の「心」;養育するのは親だけではない;「進化の産物」としての父親;父親と母親は違うのか?)
第2章 父親たちは、いま―日本の現状をみる(「イクメン」というけれど;問われる子育ての中身―父親にとって子どもとは;子ども中心家族か、夫婦中心家族か―子どもの誕生と夫婦関係の変化)
第3章 父親として育つとき(妻は夫をどうみているか;子どもにとって父親の意味とは;父親として成長するために)
終章 父親をすることが可能な社会へ