新日本古典文学大系 〈44〉 平家物語 上 梶原正昭

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  • サイズ A5判/ページ数 462p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784002400440
  • NDC分類 918
  • Cコード C0391

出版社内容情報

諸行無常・盛者必衰の理を基調に綴られる平家一門の盛衰の物語は,躍動感あふれる文体とあいまって,今なお人々を魅了してやまない.謡曲をはじめ,後世の文芸に大きな影響を与えつづけた軍記文学の代表作.

内容説明

中世、琵琶法師たちによって語り継がれた平家盛衰の物語―。それはやがて読む文学として生成した。覇者清盛のつかの間の栄華、雄々しくも哀しい合戦譚、別離、悲恋のエピソードが、諸行無常・盛者必衰の理を基調に綴られている。謡曲をはじめ、後世の文芸に大きな影響を与えつづけた軍記文学の代表作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

84
『源氏物語』は毒吐きながら読んでいるのに何故か、『平家物語』は読んでいなかった。「そろそろ、読もう」と思い立ち、読友、ぱんぺろさんのアドバイスを踏まえ、原文が主な岩波書店版で挑む。岩波版は読み仮名が多いため、スルスルと読め、流れがリズミカルで気持ちがいい。脱線もあるけど、鉄鼠と化す頼豪阿闍梨の飢死や鵺の登場、荊軻の説話などは興味深く、私としては全く以て大丈夫。鹿谷での合戦や以仁王の宣旨、福原京遷都など、日本史で登場してくる事象に至るまでの経緯も記されているので本当に有難い。しかし、平家、DQN過ぎる・・・2018/04/30

MrO

1
6巻までのお話。人心も離れ、孤立を深める平家の人々。好き放題しすぎた報いか。下巻へ。2016/11/20

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