アリストテレス全集〈1〉カテゴリー論・命題論

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  • サイズ A5判/ページ数 418p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000927710
  • NDC分類 131.4
  • Cコード C0310

内容説明

現代に未だ大きな知的刺激を与え続ける「万学の祖」の原像を浮かび上がらせる。

目次

カテゴリー論
命題論
アリストテレス諸伝(ディオゲネス・ラエルティオス;ヘシュキオス;サン・マルコ図書館所蔵写本;プトレマイオス)
編者総説(アリストテレスの生涯と著作;アリストテレス哲学案内;歴史のなかのアリストテレス―テキストと思想の冒険)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Z

9
本質を説明しないが基体のうちにある、偶有的な性質や特徴、例、白い、読み書きの知識4基体の本質を説明し、基体のうちにあるもの、例、知識、色(white is color and color is in substance)。次にSVの型を占める項の類型を行い、実体、量、性質、関係、場所、時、態勢、所持、能動、受動のどれかを項が表示するという。重要なのは実体の概念で、第一実体として、ここの存在、ある馬、ある人間をおき、第二実体として第一実体の本質を説明する類や種を措いた。以降、他のカテゴリーにも細かい説明が2018/06/14

Z

8
言葉は自立語のように単独で意味を持つ場合もあれば組み合わせで意味を持つ場合もある。命題はS+Vの形をもち、真偽の判定を受けるものと定義。インドヨーロッパ語族には特殊なV、英語でいうbe動詞がありSisPの型の命題を占める項の類型を行う。①基体が何であるか=本質を語るか否か②基体のうちにあるか(帰属するか)否かPis inSの2×2のマトリックスで類型。すなわち1基体のうちになく、基体の本質を説明しない、特定の個物たるある馬、ある人間2基体のうちにないが基体の本質を説明する、人間、馬などの類、種概念3基体の2018/06/14

Bevel

4
本当にうれしい。何回も読みかえすと思う。2014/01/09

Yoshi

3
去年はプラトン全集を読んだので今年はアリストテレスを、、と思いつつ1から通読。 カテゴリー論、命題論と言葉の仕組みと属するそれの細かな説明を書いてある。 オルガノンという”道具”を指し示す部に分類されていて、後のウィトゲンシュタインの言語ゲームの祖的な印象を受けた。 新版しか読んだことはないが後半部分はアリストテレスの人物像に関する過去の書籍や、イスラムにおける需要、またアジアにおける需要の話もあり、その点も歴史の背景が分かりやすくよかった。 2の分析論前後に続く。2021/03/24

bandil

1
岩波の形而上学下巻を読んでいて理解が怪しくなってきたため、アリストテレスの「言葉の使い方」を根本的に学んでいこうと本書を手に取った。どうやらこの書はアリストテレスの書を読むために最初に学ぶべき書(オルガノンというとのこと)の一つであったようだ。確かに、独特な言い回しの淵源がここにあった。究極の言葉遊びのようで楽しくもあり、難しくもあり、言葉の面白さを堪能できた。オルガノンはもう少し続くので、更にじっくり楽しんでいこうと思う。2016/04/24

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