出版社内容情報
芥川龍之介の理知的で明快端麗な文体は若々しい抒情を湛え,時代を超えてくりかえし人々を魅了しつづけています.新全集は全作品に注解を付し,本文に新字体を採用.判型を軽快な四六判とするなど今日の読者の要望に応えます.
目次
明日の道徳
「高麗の花」読後
偽者二題
装幀に就いての私の意見
プロレタリア文学論
「春の外套」の序
各種風骨帖の序
娼婦美と冒険
大導寺信輔の半生
早春
澄江堂雑記
俊寛
出来上った人
壮烈の犠牲
現代十作家の生活振り
一枚三十銭の稿料
馬の脚
学校友だち
正直に書くことの困難
田端人
文部省の仮名遣改定案について
日本小説の支那訳
望むこと二つ
越びと
THE MODERN SERIES OF ENGLISH LITERATURE序
春
念仁波念遠入札帖
澄江堂雑詠
芥川龍之介年譜
平田先生の翻訳
人及び芸術家としての薄田泣菫氏
伊東から
日本の女
雪
詩集
ピアノ
鏡花全集目録開口
鏡花全集の特色
鏡花全集に就いて
北京日記抄
雑信一束
澄江堂雑詠
温泉だより
わが俳諧修業
旅のおもひで
「わたくし」小説に就いて
結婚並びに恋愛難
「太虚集」読後
Gaity座の「サロメ」
好きな果物の話
ポーの片影
海のほとり
尼提
死後
藤沢清造君に答ふ
才一巧亦不二