出版社内容情報
気候危機から脱するにはどうしたらよいのか。既存の政治システムが有効な策を講じられていないのに対し、無作為抽出型の気候市民会議や、若者による気候ストライキなどの新しい試みが、欧州から広がりつつある。市民の直接参加による話し合いや意思表示は、日本にも。これらの事例から持続可能な世界への手がかりを探せ!
内容説明
気候危機から脱するにはどうしたらよいのか。既存の政治システムが有効な策を講じられていないのに対し、無作為抽出型の気候市民会議や、若者による気候ストライキなどの新しい試みが、欧州から広がりつつある。市民の直接参加による話し合いや意思表示は、日本各地で始まっている。これらの事例から、持続可能な世界への手がかりを探そう。
目次
1 ヨーロッパに広がる気候市民会議―「くじ引き市民」が議論する脱炭素社会への転換(くじ引きで社会の縮図をつくる;気候変動とは何か ほか)
2 民主主義のイノベーション―危機に向き合うための変革の道具箱(ミニ・パブリックス;世界市民会議(WWViews) ほか)
3 脱炭素化のシナリオと「国民的議論」―原発事故後の討論型世論調査が残した課題(エネルギー問題としての気候変動対策;省エネ ほか)
4 日本で気候民主主義の芽を育む―地域発・若者主導の試み(世界市民会議の気になる結果;「生活の質」をテーマに市民会議を試行 ほか)
終章 気候民主主義の生かし方(仮説としての気候民主主義;アイデアを固め、深め、広げる ほか)
著者等紹介
三上直之[ミカミナオユキ]
1973年千葉県生まれ。東京大学文学部社会学専修課程卒業、東京大学大学院新領域創成科学研究科社会文化環境学専攻博士課程修了。博士(環境学)。北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット(CoSTEP)特任教員などを経て、北海道大学高等教育推進機構准教授、同大学大学院理学院准教授。専門は環境社会学、科学技術社会論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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