“世界史”をいかに語るか―グローバル時代の歴史像

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“世界史”をいかに語るか―グローバル時代の歴史像

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  • サイズ A5判/ページ数 230p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000613897
  • NDC分類 204
  • Cコード C0020

出版社内容情報

現代歴史学の様々な「転回」を踏まえ、グローバルヒストリー・ブームを批判的に検証しつつ、歴史叙述の在り方を根本から問い直す。大好評の『思想』2018年第3号に、D。アーミテイジ、L。コリーの新訳、そして井野瀬久美惠・川島啓一の対談を増補。歴史学の現在地を知りたい全ての人へ。歴史教育者にも、必携の一冊。

内容説明

グローバル・ヒストリーとともに出現した新たな歴史の語り方を、理論・実践の両面から問い直す。大好評だった『思想』2018年第3号にD.アーミテイジ、L.コリーの新訳、井野瀬久美惠・川島啓一による対談を増補。歴史教育者も必携の一冊。

目次

歴史に対する主権
“鼎談”「世界史」をどう語るか
グローバル・ヒストリーの可能性と問題点―大きな歴史のあり方
物語論的転回2.0―歴史学におけるスケールの問題
転回するグローバル・ターン
グローバル・ヒストリー論と「カリフォルニア学派」
綿と資本主義のグローバルな起源
気候と資本―結合する複数の歴史
“書評”誰のために歴史を書くのか―ゼバスティアン・コンラート『グローバル・ヒストリーとはなにか?』
“対談”「世界史」をどう教える/学ぶか―歴史教育とジェンダー史の視点を中心に
イギリスとイスラーム 一六〇〇‐一八〇〇―差異に関する多様な視座
コスモポリタニズムと内戦

著者等紹介

成田龍一[ナリタリュウイチ]
日本女子大学教授。近現代日本史

長谷川貴彦[ハセガワタカヒコ]
北海道大学教授。近現代イギリス史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かんがく

13
論集という性質上、内容の重複が目立つが、グローバルヒストリーについての記述はかなり充実している。歴史研究の対象の空間的、時間的な拡大の必要性など、グローバルヒストリーの意義と難しさを同時に実感する。歴史教育において、生徒を解釈の主体とすることを意識していくべきであり、そのためにはどれだけ多くの材料を教員が提示できるかにかかっている。2021/03/20

ブルーツ・リー

4
思想書につき、再読。 やはり、一次資料を読解していかなければ研究ができない、一部の専門職の人間だけが触れる事のできる歴史学ではなくて、個々人が歴史を描く事ができる可能性に言及されている箇所が魅力的に感じた。 資料の読解ではなくて、個々人の体験。今であればコロナウイルスに対して、個人個人がどのような影響を受けて、どう感じるか、をも歴史と呼べる、というラディカルな主張が展開されている。 これが本当に実現されれば、個々人の、歴史に対する物語が歴史として評価される事になり、歴史学の可能性が大きく広がる、と思った。2020/06/17

ブルーツ・リー

4
従来の世界史では一次資料の読解と、その結果における、科学的な結果のみが求められていたが、現在の世界史のラディカルな場面では、国の単位を越えて、グローバルな世界史が語られるようになってきているとの事。 同時に世界史を見ている対象が変わって来て、地域から世界史を眺めたり、個人の立場から世界史を語ったりと、従来の国単位の世界史が、変わってきている部分があるとの事。 個人的には、個々が世界の出来事に関わった時に起こり得る歴史を、物語の形で表明してよい世界史、という分野に興味を抱いた。唯一絶対が存在しない世界史。2020/06/12

ミント(bmy)

0
グローバルヒストリーが1990年以降に流行りを見せた。ナショナルヒストリーから抜け出す歴史学的な変遷からよくわかる。今後の世界を見る上で重要な視点。一体化のもたらす視点が持つ態度にも批判的に見る必要性も書かれている。また再読予定。2020/11/01

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