出版社内容情報
パリ社交界の華やかな日々――.友情と愛に彩られたショパン青春時代の全貌が,原典訳で明らかになる.
内容説明
ショパンはパリで「亡命者」となった。そして新たな人生を歩み始めた。リストやベルリオーズらとの交際、高まる名声、華やかな社交界。亡命ポーランド人らとの付き合い、最初の喀血。そして幼なじみマリア・ヴォジンスカとの接近、最後となった両親との再会―。友情と愛に彩られた青春時代の全貌が、厳密な校訂と豊富な注釈を施した原典訳で明らかになる。
目次
書簡(ベルリンのノルベルト・アルフォンス・クメルスキ宛(パリ、一八三一年一一月一八日)
ミコワイ、イザベラ、ルドヴィカ・ショパンからパリのフリデリク・ショパン宛(ワルシャワ、一八三一年一一月二七(~二九または三〇)日)
ユゼフ・エルスネルからパリのフリデリク・ショパン宛(ワルシャワ、一八三一年一一月二七日)
アントニ・オルウォフスキからワルシャワの家族宛、フリデリク・ショパンとミコワイ・グレコフスキの添書き付き((パリ)、一八三一年一一月二九日)
ルドヴィク・ピョートル・ノルブリンからパリのフリデリク・ショパン宛((パリ)、一八三一年一二月八日) ほか)
付録(演奏会告知・批評および作品評集(一八三二年一月~一八三五年一二月)
ショパンの生年月日をめぐって(ハンナ・ヴルブレフスカ=ストラウス))
著者等紹介
ヘルマン,ゾフィア[ヘルマン,ゾフィア] [Helman,Zofia]
ワルシャワ大学史学部音楽学学科教授
スコヴロン,ズビグニェフ[スコヴロン,ズビグニェフ] [Skowron,Zbigniew]
ワルシャワ大学史学部音楽学学科教授
ヴルブレフスカ=ストラウス,ハンナ[ヴルブレフスカストラウス,ハンナ] [Wr´oblewska‐Straus,Hanna]
元フリデリク・ショパン博物館館長
関口時正[セキグチトキマサ]
1951年生。東京外国語大学名誉教授。東京大学文学部仏語仏文学科卒。ポーランド文化
重川真紀[シゲカワマキ]
1976年生。2007~09年ワルシャワ大学史学部音楽学学科留学。大阪大学大学院博士後期課程修了。博士(文学)。近代ポーランド音楽史研究。仙台大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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