岩波科学ライブラリー<br> 人類冬眠計画―生死のはざまに踏み込む

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岩波科学ライブラリー
人類冬眠計画―生死のはざまに踏み込む

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  • サイズ B6判/ページ数 124p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000297110
  • NDC分類 492.53
  • Cコード C0347

出版社内容情報

フィクションの世界でよく題材にされ、人々の間でイメージが出来上がっている人工冬眠。2020年に発表された著者らの研究成果は、いまだ確立されていないこの技術の実現に向けて飛躍的な貢献をすると期待されている。日々研究開発に挑む研究者としての自身の体験や想いをふんだんに交えながら、「人類冬眠計画」を披露する。

内容説明

フィクションの世界でよく題材にされ、人々の間でイメージが出来上がっている人工冬眠。2020年に発表された著者らの研究成果は、いまだ確立されていないこの技術の実現に向けて飛躍的な貢献をすると期待されている。日々研究開発に挑む研究者としての自身の体験や想いをふんだんに交えながら、「人類冬眠計画」を披露する。

目次

第1章 冬眠との出会い(人工冬眠とはなにか;小児科医として働く ほか)
第2章 睡眠研究から休眠研究へ(概日時計と睡眠;睡眠の謎 ほか)
第3章 冷たいことにはわけがある(冬眠研究の歴史;冷たい哺乳類 ほか)
第4章 哺乳類を冷たくするには(視床下部は体温調節の司令塔;QRFPというペプチド ほか)
第5章 人工冬眠を目指して(人類冬眠計画;人工冬眠の実現性 ほか)

著者等紹介

砂川玄志郎[スナガワゲンシロウ]
1976年、福岡県生まれ。2001年、京都大学医学部卒業。小児科医。大阪赤十字病院、国立成育医療研究センターで医師として勤務。2010年、京都大学大学院医学研究科博士課程修了。博士(医学)。理化学研究所生命システム研究センター研究員、同生命機能科学研究センター基礎科学特別研究員などを経て、理化学研究所生命機能科学研究センター上級研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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旅するランナー

229
SFの世界では、よく見かける人工冬眠。劉慈欣「三体」でも活用されています。でも、現実世界での実現化はまだまだ先のようです。著者たちの研究成果は、視床下部に存在するQRFP神経を興奮させると体温が低下するマウスの発見です。このQ神経誘導性低代謝(QIH)が、人工冬眠の鍵となりそうです。脳にある冬眠スイッチを押し、細胞を冬眠モードに誘導する方法が見つかれば、人類冬眠計画の可能性が見えてきます。その内容の難解性には茫然自失ですけど、その技術の有効性には俄然興奮します。2022/10/30

アキ

120
「人間という冬眠をしない動物を冬眠させられる可能性がみえてきた」現存する哺乳類は約260万年前に始まった新生代氷河時代を生き抜いた動物の子孫である。著者らは2020年筑波大学櫻井教授らと共同で冬眠しない哺乳類を冬眠様状態に誘導できることを示す論文を発表した。本書は、人類の冬眠が可能になれば変わる未来の予測と小児科医として働いていた筆者がいかにして研究の道に入り現在に至ったかを示す医師人生の道のりでもある。薄いブックレットだが、コラムでのエッセイ風の文章も興味深く、今後この分野が更に発展する可能性を感じた。2023/01/20

パトラッシュ

110
人が冬眠できる設定のSF小説や映画は散々見てきたが、現実の研究はやっと緒に就いたレベルらしい。ヒトを始めとする哺乳類や鳥類の代謝を冷やして保存するのは、低温に弱い生き物の生命維持とは矛盾する技術なのだ。それだけに実現すれば社会生活や宇宙開発、医療や生命倫理までも根本的に変えてしまい、それ以前と以後では人類は全く別の存在になる。冬眠が実現した時こそニュータイプが生まれ、重力の呪縛から解放されるだろう。しかしそれが人類にとって福音となるか、パンドラの箱から絶望を取り出すか、文字通り悪魔の選択を迫られるのでは。2022/06/28

榊原 香織

74
興味深い。 最近になって冬眠する霊長類が相次いで見つかっている。 人類も可能かもしれない。 医療的見地から人口冬眠の研究をしてる方。2022/09/28

月をみるもの

18
「2001年宇宙の旅」や「三体」の愛読者はもちろん、山田正紀作品の中では「氷河民族」が一番好きという人にぜひおすすめしたい(ターゲットが狭すぎる、、) https://bookmeter.com/books/365646 一番の問題は、冬眠してる間は、本当に加齢が抑えられるかどうか、、だよな。2022/06/21

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