岩波科学ライブラリー<br> 脳波の発見―ハンス・ベルガーの夢

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岩波科学ライブラリー
脳波の発見―ハンス・ベルガーの夢

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  • サイズ B6判/ページ数 142p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000296939
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0347

出版社内容情報

ヒトの脳波の発見者ハンス・ベルガー(1873‐1941)。20世紀初めに脳の活動の解明をめざした彼は20年以上を費やし脳波の測定に成功する。しかし結果が世に認められるにはさらなる時を要した。その後一時はノーベル賞候補にあげられるも、ナチス支配下のドイツで彼は自ら死を選ぶ。脳に挑んだひとりの先駆的な科学者の伝記。

内容説明

ヒトの脳波の発見者ハンス・ベルガー(1873‐1941)。20世紀初めに脳活動の計測による心の解明をめざした彼は20年以上を費やし、ついに脳波の測定に成功する。しかし結果が世に認められるにはさらなる時を要した。その後ノーベル賞候補にあげられるも、ナチス支配下のドイツで自ら死を選ぶ。ひとりで脳と心の謎に挑んだ先駆的な科学者の伝記。

目次

プロローグ
1 祖父リュッカート
2 布石
3 非侵襲脳活動計測と脳波
4 結実
5 逡巡
6 孤立
7 光明
8 秘密の波―テレパシーへの傾倒
9 憂愁
エピローグ

著者等紹介

宮内哲[ミヤウチサトル]
国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)脳情報通信融合研究センター嘱託。早稲田大学大学院文学研究科心理学専修博士課程修了後、米国ブラウン大学、自然科学研究機構生理学研究所を経て、1993年通信総合研究所(現NICT)に入所。専門は生理心理学・脳神経科学。主にfMRI・脳波・脳磁波などの非侵襲的脳機能計測に関する研究開発に従事。博士(医学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

2
ふむ2022/12/18

乱読家 護る会支持!

2
ヒトの脳波を発見したハンス・ベルガー。心の解明を目指して20年以上をかけて様々な研究を行い(神経解剖学、脳血流、脳温度、皮膚電気反射、脳への電流刺激の研究など)、脳波の測定に成功した。最期は、ナチス支配下のドイツで自殺した。 脳波とは、脳の神経細胞の電気的活動を増幅して記録したもの。 アルファ波が「リラックスするための魔法の波」と考えるのは誤り。アルファ波はリラックスの原因ではなく、リラックスの結果である。 ベルガーはテレパシーを信じていた。2020/09/13

ちょ

1
ヒトでの脳波測定を初めて実証した、20世紀初頭の精神科医ハンス・ベルガーの生涯に沿って脳波研究の科学史を振り返られる一冊。様々な逸話や図表があり、楽しく読み進めることができました。一時期持て囃されたアルファ波ブームについてもチクリと断罪されており、正しい科学的教養を身に着ける上でも有用であると感じました。2021/11/02

呑司 ゛クリケット“苅岡

1
脳波と共に生きた、ハンス ベルガーはナチス政権下で20年に渡る研究を行った。脳波の研究は始まったばかりで、コンピューターも無く、計測機器も能力が低く、データの信頼性も低い。脳波研究の黎明期を牽引した一人の男の物語を楽しめた。2020/09/23

よーさい

1
ハンスベルガーについてと、脳波の歴史、概略について理解できた。導入本としてはいいのではないだろうか。昔の脳活動の計測手法には、よくこんな方法考えるなと一周回って感動することもあった(シーソーの原理のやつ)。いくら正しくても、周囲に説明することができない、あるいは周囲に理解してもらえないと、生き難いのは、どんな分野も共通かなと勉強になった。たしかに、閉眼するとα波(活動)が見られるというのは、直感に反することで、説明も解釈も難しかったことだろう。案外、一番の敵は直感や常識と言ったところなのかもしれない。2020/07/08

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