出版社内容情報
高度成長の諸相を、都市と農村の変貌、社会への抵抗を模索するひとびとの姿などから描く。
内容説明
「高度成長」の光と影。現代につながる社会の大転換がひとびとの生を押しひろげ、軋ませる。
目次
1 高度成長とナショナリズム(下村治―国民のための経済成長;十河信二―新幹線にかける「夢」;河西昌枝―引退できなかった「東洋の魔女」;手塚治虫―逆風が育んだ「マンガの神様」;原田正純―胎児性水俣病の「発見」)
2 民族大移動―農村と都市の変貌(高村三郎と永山則夫―集団就職という体験;大牟羅良―農村の変貌と岩手の農民;室原知幸―公共事業のあり方を問い続けた「蜂の巣城主」;千石剛賢―日本的家族観に抗った「イエスの方舟」)
3 ベトナム戦争と日本社会(小田実―平等主義と誇りで世界の人びとをつなぐ;岡村昭彦―ベトナム戦争を直視して;鶴見良行―「足の人」はいかに思考したか)
著者等紹介
苅谷剛彦[カリヤタケヒコ]
1955年生。オックスフォード大学教授。現代日本社会論、教育社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件