内容説明
言語資料は「言語史」そのものではない。現実世界における“もの”としての個別・具体的な言語資料を、まずその時代の文化史・社会史・政治史のなかに位置づけて読み解き、抽象的な言語システムおよび言語史に落とし込んでいく。本書では、そのような知恵や作法を「インタフェース」と名付け、新たな“言語史観”で日本語を捉える。
目次
第1章 日本語史のインタフェースとは何か
第2章 言語資料のインタフェース
第3章 日本語書記の史的展開
第4章 新たなことばが生まれる場
第5章 ことばとことばの出会うところ
第6章 言語変化のなかに生きる人々
第7章 役割語と日本語史
著者等紹介
金水敏[キンスイサトシ]
大阪大学大学院文学研究科教授
乾善彦[イヌイヨシヒコ]
関西大学文学部教授
渋谷勝己[シブヤカツミ]
大阪大学大学院文学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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