岩波テキストブックスα
「知」の方法論―論文トレーニング

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  • サイズ A5判/ページ数 185p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000280495
  • NDC分類 816.5
  • Cコード C3330

内容説明

学生たちは訓練次第で素晴らしい成長を遂げることがある。知る、考える、書く。それぞれの作法を体系的に身につければ、「知的生産の楽しみ」が分かるようになる。その方法論を、著者が大学のゼミで蓄積してきた論文指導の経験をもとに書き下ろす。学生のみならず社会人にも必要な「考える力」「伝える力」を鍛えるために。

目次

第1部 「考える」トレーニング(「考える」レベル;考える力の構成要素;問題の3つの立て方 what、why、how to―メソッド1;抽象の階段―メソッド2;なぜなぜチェーン―メソッド3;ビジネス応用編「考える力」)
第2部 「書く」トレーニング(書く前に;リサーチデザイン―研究の設計書;論文を書く;論文を評価する)
第3部 実践編―私はこうして論文が書けました

著者等紹介

岩崎美紀子[イワサキミキコ]
1954年生まれ。津田塾大学国際関係学科卒業。ボルドー大学大学院修了(歴史学修士)。モントリオール大学大学院修了(政治学博士)。現在、筑波大学大学院人文社会科学研究科教授。専攻は比較政治学。著書に『カナダ現代政治』(東京大学出版会、1991年、カナダ首相出版賞)『行政改革と財政再建』(御茶の水書房、2002年、カナダ首相出版賞審査員特別賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぽん教授(非実在系)

4
手作り感満載の(特に比較に強い)社会科学方法論教科書。用語や説明の仕方が独特であるが全般的に丁寧に説明されており、どういうことをしっかりしないとまっとうな比較・分析ができてないことになってしまうかを繰返し説く。しかしこの手の本はやはり実際に研究したりレポートを書きながら何度も参照し身に付けるのが王道である。2019/03/03

りつか

2
ときどき社会学の場合ならではの話になったりもするけど,基本的にはどんな分野でも共通のことを説明してくれていて,わかりやすかった。参考になったことのキーワードを並べてみると,「抽象の階段」「考えるレベル0~3」「読書カード」「論文スケルトン」「異言語で要約を書く」あたりかしら…。2012/11/20

バジンガ

1
図書館でたまたま借りたのですが、かなりいいです。早速発注しました。物の考え方が非常にわかりやすい言葉でかつ、説得的に書かれています。文書の書き方も大変参考になります。学部生向きですが、院生、社会人にも良いと思います。 2012/03/17

wo8

1
論文とは○○だ!というような本が多い中で、本書ではアプローチに対して説明している。また実際の研究をもとにその解説を試みているところも丁寧。2009/11/11

LS

0
論文執筆、だけでなく物事を考えること全般に、非常に役立つツールを紹介してくれる一冊。要再読!2016/04/12

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