ジャーナリズムの条件
ジャーナリズムの可能性―ジャーナリズムの条件〈4〉

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  • サイズ B6判/ページ数 234p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000264006
  • NDC分類 070.4
  • Cコード C0336

内容説明

マスメディアは、今日の危機的な状況を克服できるのか。近年登場したインターネットの新聞・放送、そしてビデオ・ジャーナリズムは、マスメディアに取って代わっていくのか。大学などの場でジャーナリスト教育はどうなされているのか。憂うだけでなく、現状を切り開く努力をしている人たち。そんなマスメディアの内と外で格闘するジャーナリストの姿を報告するとともに、メディア状況の変革に向けたさまざまな可能性を探る。

目次

総論 メディア変革の時代
1 マスメディアの再生をめざして(市民のための新聞へ;「伝える意志」を持ち続けること―試された二〇〇四年;ジャーナリズムに“国籍”はあるか?―ワシントンからの報告;「対話」のためのテレビ・ドキュメンタリー;民主化を闘った韓国メディア;報道オンブズマンと市民;労組を通じたネットワークを)
2 市民型未来系ジャーナリズムの構築(「市民メディア」とは何者か;インターネット新聞の挑戦と課題;韓国のインターネット新聞―急成長を生んだもの ほか)
3 ジャーナリストを育てる(足で取材する現場記者の養成へ―朝日新聞広島支局記者の記事盗用事件から;大学におけるジャーナリズム教育―その現状と課題;大学でもジャーナリスト養成を)

著者等紹介

野中章弘[ノナカアキヒロ]
1953年、兵庫県生まれ。アジアプレス・インターナショナル代表。インドシナ紛争、アフガン内戦、エチオピアの飢餓、台湾人元日本兵、カンボジア内戦、ビルマのゲリラ闘争、タイのエイズ、チベット、東ティモール独立闘争、日韓問題、アフガン空爆、イラク問題などを取材。87年、報道規制の厳しいアジアのジャーナリストのネットワークであるアジアプレス・インターナショナルを設立。90年より、小型ビデオを使うビデオ・ジャーナリズム(VJ)の手法によるニュースリポートやドキュメンタリーを制作。チベット、東ティモール、中国をはじめNHKを中心に発表本数は200本を超える。03年12月からは、ブロードバンド対応の新しいウェブ・マガジン「アジアプレス・ネットワーク(APN)」編集長。京都精華大学、甲南大学、東京大学、目白大学、早稲田大学などの非常勤講師
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