儀礼と象徴の中世

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  • サイズ B6判/ページ数 280,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000263306
  • NDC分類 230.4
  • Cコード C0322

内容説明

中世は儀礼と象徴に満ち溢れた世界だった。それらは宗教と政治の場や社会的秩序の形成において決定的役割を担っただけではなく、身振りや感情表現に形を与えていた。また、社会に溢れる数々の象徴も身分社会を表象する連帯と排除の記号として機能した。儀礼行為と象徴の分析から、中世世界の深層にある原理をあぶり出す。

目次

序章 「カノッサの屈辱」は出来レースだったのか
第1章 支配の道具としての儀礼
第2章 家族とその転生
第3章 身振りと感情表現
第4章 連帯と排除の記号
第5章 象徴思考の源泉
結論 儀礼と象徴のヨーロッパ

著者等紹介

池上俊一[イケガミシュンイチ]
1956年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科西洋史学専攻博士課程中退。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。研究テーマはフランスとイタリアを中心とするヨーロッパ中世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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