「語られないもの」としての朝鮮学校―在日民族教育とアイデンティティ・ポリティクス

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000258401
  • NDC分類 376.9
  • Cコード C0037

出版社内容情報

いまその存在そのものを問う声が高まるなか,朝鮮学校はいまだに「語られないもの」として存在している.著者は韓国人研究者として,これまで外部からの調査が困難だった朝鮮学校や民族教育の現場で,37カ月におよぶ長期のフィールドワークを行った.その豊富な聞き取り調査やデータから,朝鮮学校の実像を浮き彫りにしてゆく.

内容説明

いまその存在そのものを問う声が高まるなか、朝鮮学校はいまだに「語られないもの」として存在している。著者は韓国人研究者として、これまで外部からの調査が困難だった朝鮮学校や民族教育の現場で、37カ月におよぶ長期のフィールドワークを行った。その豊富な聞き取り調査やデータからその実像を浮き彫りにする。

目次

プロローグ 朝鮮学校の笑顔
序章 朝鮮学校との出会い
第1章 民族教育の光と影
第2章 朝鮮学校という空間
第3章 実践共同体としての朝鮮学校
エピローグ キム・ジョンイルの追悼式から

著者等紹介

宋基燦[ソンギチャン]
1970年韓国生。大谷大学文学部社会学科助教。社会人類学。漢陽大学大学院文化人類学科博士前期課程修了:文学修士(韓国)、京都大学大学院文学研究科博士後期課程社会学専攻:博士(文学)。韓国漢陽大学文化人類学科非常勤講師、韓国徳誠女子大学文化人類学科非常勤講師、神戸女学院大学非常勤講師、立命館大学非常勤講師などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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5
愛国心の強い僕は、朝鮮人をついつい差別的思考で見てしまう時がある。 その感情の根っこにあるのは、北朝鮮による拉致事件や、でっち上げの慰安婦問題や徴用工問題、政治家による日本の尊厳を傷つける発言など、政治的対立によるものだ。 しかし、日本に住む朝鮮人一人一人にとっては、全く関係のない話。 大陸の東の端っこである朝鮮人は、常に強国である中国の影響を受け、従わざるを得なかった。 圧倒的な差別的視線を受ける日本社会で、朝鮮人としての誇りを失わない教育を受けている。 その志は理解するが、2021/03/29

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