理科・数学教育の危機と再生

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  • サイズ B5判/ページ数 238p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784000255523
  • NDC分類 375.42
  • Cコード C0037

出版社内容情報

教育があぶないとは,社会の未来があぶないということだ.理科・数学教育の危機が叫ばれる今,その本当の姿を捉え,制度上の問題を検討し,学校現場での新しい取り組みを紹介する.雑誌「科学」の関連エッセイ・論文を収録.

内容説明

理科・数学の教育が十分でない子供たちが、将来どんな社会を作りうるのか?教育の危機が叫ばれる今、その本当の姿を捉え、制度上の問題を明らかにし、学校現場での新しい取り組みなどの検討を通じ、教育の未来を考える。「あぶない」といわれる現状を直視し、教育の再生をめざして進む道を探る。雑誌「科学」の関連エッセイ・論文を収録。

目次

1 危機の実態(何のための科学教育か;日本の教育はどこに向かおうとしているのか―“危険社会”における“ゆとり”と“生きる力”のゆくえ ほか)
2 “理科ばなれ”と教育改革(理科はなぜ離れられてしまったのか;日本社会が科学を学ぶ好機 ほか)
3 なぜ科学を学ぶのか(対談 毛利さんと、教育、宇宙を語りあう;一般人は科学とどのように接してきたのか―科学講演の歴史から ほか)
4 理科・数学教育の再生を目指して(いま再び、“知の営み”を求めて―リベラルアーツ教育におけるひとつの試み;持続可能、それは自然を学ぶ教育から―食べ残しから始まる生物学 ほか)

著者等紹介

左巻健男[サマキタケオ]
1949年生まれ。1973年千葉大学教育学部理科専攻卒業。1975年東京学芸大学大学院教育学研究科理科教育専攻修了(教育学修士)。東京大学教育学部附属中等教育学校教諭をへて、現在、京都工芸繊維大学アドミッションセンター教授

苅谷剛彦[カリヤタケヒコ]
1955年生まれ。1979年東京大学教育学部卒業。1988年ノースウェスタン大学大学院博士課程修了、Ph.D.(社会学)。現在、東京大学大学院教育学研究科教授
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