植民地共和国フランス

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  • サイズ B6判/ページ数 237,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000234979
  • NDC分類 235.06
  • Cコード C0022

出版社内容情報

「自由・平等・友愛」を掲げるフランスが巨大な植民地帝国を築いたのはなぜか.多くのフランス人が,いまもなお植民地支配の過去に対して無関心なのはなぜか.共和主義と植民地主義との複雑な絡み合いを,「文明化の使命」,人種主義とナショナリズム,記憶と表象など様々な観点から検証し,歴史研究の革新を訴える.

内容説明

「自由・平等・友愛」の理念を掲げるフランスが、巨大な植民地帝国を築いたのはなぜか。植民地支配の過去に対して、なぜ多くのフランス人は無関心でいるのだろうか。共和主義と植民地主義とが複雑に絡み合う歴史を、「文明化の使命」、人種主義とナショナリズム、記憶と表象などの観点から検証し、歴史研究・歴史認識の革新を訴える。

目次

第1章 植民地共和国(憤りと悔恨について;歴史の危機 ほか)
第2章 「植民地国民la nation coloniale」なるものの起源へ(西洋文化のなかの帝国;ここでは自由・平等・友愛、あちらでは ほか)
第3章 文明化の使命の権利と義務(野蛮人の文明化;束縛と隷従 ほか)
第4章 共和国の人種と国民(人種概念の知的起源;人種と植民地化 ほか)
第5章 植民地共和国の遺産(植民地的なるものの過去と現在;アルジェリアという例外―それが隠蔽するもの ほか)

著者等紹介

バンセル,ニコラ[バンセル,ニコラ][Bancel,Nicolas]
植民地化の歴史や植民地文化を専門とする歴史家。青年運動、スポーツ、あるいは身体的実践の歴史に関心をもっている

ブランシャール,パスカル[ブランシャール,パスカル][Blanchard,Pascal]
植民地化の歴史や植民地文化を専門とする歴史家。表象の歴史と移民という新たな領域に取り組んでいる

ヴェルジェス,フランソワーズ[ヴェルジェス,フランソワーズ][Verg`es,Francoise]
政治学者。レユニオン島で生まれ、アルジェリア、フランス、メキシコ、アメリカで育った。アメリカで勉強した後にヨーロッパにもどり、現在はロンドンで教えている

平野千果子[ヒラノチカコ]
1958年生。武蔵大学人文学部教授。フランス植民地史専攻

菊池恵介[キクチケイスケ]
1968年生。同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科准教授。社会思想史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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manatsu

0
面白かった。読んでよかった。2013/01/09

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