ゲイ・アイデンティティ―抑圧と解放

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 355,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000227773
  • NDC分類 367.9
  • Cコード C0036

出版社内容情報

60年代アメリカのゲイ解放運動。アイデンティティ獲得から始まるその起源と展開について、自身の経験から同時代的に分析し、新しい性のポリティクスの枠組みを提示した古典的著作。抑圧を超えて、解放理論の創造と実践を企図する。

内容説明

六〇年代アメリカのゲイ解放運動。アイデンティティ獲得から始まるその起源と展開について、自身の経験に基づき同時代的に分析し、新しい性のポリティクスの枠組みを提示した古典的著作。われわれは、どのような歴史に生きているのか。抑圧を超えて、解放理論の創造と実践を企図する。

目次

第1章 カミングアウト―アイデンティティの探求
第2章 抑圧―アイデンティティの否定
第3章 解放―多形的統一体に向けて
第4章 運動と解放―対決とコミュニティ
第5章 ヘゲモニー崩壊とゲイ解放
第6章 ゲイ解放のインパクト
結論―同性愛者の終焉?

著者等紹介

アルトマン,デニス[アルトマン,デニス][Altman,Dennis]
ラ・トローブ大学人文社会科学部教授(オーストラリア)。元アジア太平洋エイズ学会長など

岡島克樹[オカジマカツキ]
1967年生まれ。オランダ社会科学研究所(ISS)公共政策・行政学修士課程卒業。専攻は開発学。現在、大阪大谷大学人間社会学部専任講師

河口和也[カワグチカズヤ]
1963年生まれ。筑波大学大学院博士課程単位取得満期退学。専攻はゲイ研究、社会学。現在、広島修道大学人文学部教授

風間孝[カザマタカシ]
1967年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻博士課程単位取得満期退学。専攻はゲイ研究、社会学。現在、中京大学国際教養学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カモメ

2
自身の経験に基づいたものから、理論的な事まで、そして引用も多く、とても中身が詰まっていましたがその分難解。人種やジェンダー等の他の人権問題との相違性と関連性はとても興味深かったです。女性の抑圧と、同性愛者への抑圧は繋がる部分があります。一方で、自己の認識を明らかにする必要があり、少数派である事が外見で分からないという所は、同性愛者の抱える問題の特殊性です。異性愛者、同性愛者というカテゴリーを無くしていくことは今後必要なのかも知れませんが、すべての人たちを両性愛者と捉える点に関してはよく分かりませんでした。2018/03/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/582982
  • ご注意事項