出版社内容情報
初版以来、世界中で定評を得ている入門書の待望の邦訳(原書第四版)。第一言語学習と第二言語学習の比較に始まり、学習者の個人差、第二言語習得の説明理論、学習環境の違いを取り上げたのち、これまでに提案されてきた六つの外国語教授法を検討する。効果的な学び方・教え方を実証的に考えたい学習者と教師のための必読書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
livre_film2020
33
L1とかL2とかコミュニカティブアプローチとかオーディオリンガルアプローチとか懐かしいワードが満載!大学の講義でも外国語教授の際にはコミュニカティブアプローチが推奨されていたけれど、大事なのはバランス。コミュニカティブアプローチだけを採用して意味が伝わればいいというだけではなくて、しっかりと構造(チャンク)も理解できるようなカリキュラム作りが外国語教育には重要だという訳者の主張に同意。今のところ日本語教師になる気はないけれど、第3外国語まで学んでいる身としても興味深く拝読した。2021/12/18
モート
2
第二言語習得成否の複合要因は、「動機」「個性と経験」「環境」「インターアクションする機会」「訂正フィードバック指導の有無」などがある。表裏一体である「学び方と教え方」の理解の必読書。2017/11/15