出版社内容情報
危険は見えなくても,原発は見える.世界のどこに,いくつの原発があるのか.日々発生する廃棄物はどこへ運ばれ,誰が責任を果たすのか.核兵器はどこにあり,実験はどこで行なわれているのか.原子力エネルギーは,どれほど重要なのか.あえて評価を下さず,事実とデータをわかりやすく,印象的かつ刺激的なグラフィクスで見せる.
内容説明
世界の原発が見える。廃棄物の行方が見える。「最も美しいドイツの本2009」受賞作。
目次
世界
ヨーロッパ(ドイツ;フランス;ウクライナ;ロシア)
アメリカ合衆国
アジア(中央アジア;インド;オセアニア;朝鮮半島;日本)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海星梨
1
peace studyで核兵器テストをテーマに据えたため、ざっと使えそうな情報を探しました。大きい文字は逆に頭に入りにくいタイプなので、ちょっと読みにくかったです。核兵器がわりと失踪していると知り、ヨナス・ヨナソンの小説みたいだと思いましたが、事実の方が元ネタというところ。放射性廃棄物が何台ものトラックその他で輸送されるというのも心臓に悪い(どころではない)。チェルノブイリ事故の犠牲者が調査団体によって、ぜーんぜん違うのが表現されていたり、視覚的に優れた資料でした。2018/10/24
マー坊
0
世界各国の原発の数、放射性廃棄物や原子爆弾について様々なデータを元に示されている。私たちは人類には制御不可能な代物を“便利”という理由だけで安易に手をだしてしまったんじゃないか。汚染されてない場所なんてどこにもないような…★★☆☆☆2011/08/23
大國神社
0
あまりなじみのない、ヨーロッパの原発事情を中心に、核兵器、過去の核実験のデータも紹介。福島の事故にも触れています。2011/07/03