シリーズ現代の経済<br> 豊かな国、貧しい国―荒廃する大地

シリーズ現代の経済
豊かな国、貧しい国―荒廃する大地

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  • サイズ B6判/ページ数 236p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000041782
  • NDC分類 333.6
  • Cコード C0333

出版社内容情報

冷戦体制の終結は経済力優先の時代を招来し,新しい南北問題が起った.途上国の疲弊は深刻化し,人類史上未曾有の環境破壊が事態を更に悪化させている.地球的課題解決の糸口を探る新しい世界経済論.

内容説明

ソ連社会主義体制の崩壊にともなって冷戦体制が終結し、経済力優先の時代が到来した。先進国間だけでなく、先進国と途上国、また途上国同士の間においても熾烈な「経済戦争」が展開し、世界はさまざまな紛争が噴出する不安定な状態に突入した。そのようななか、弱い立場の途上国の疲弊は深刻化の一途を辿り、さらに地球規模の深刻な環境破壊が事態の悪化に手を貸している。ソ連・東欧圏の途上国化という新たな情況をも見据えながら、この地球的課題解決の糸口を、多角的に探る「地球時代」の新しい世界経済論。

目次

第1章 途上国の絶望的な貧しさ
第2章 途上国農業と環境破壊
第3章 近代的農法の落とし穴
第4章 農産物貿易摩擦
第5章 過剰灌漑と農地の荒廃
第6章 危険なエネルギーのハード・パス
第7章 途上国債務の浪費
第8章 買いたたかれる途上国の債務
第9章 世界システムと国家
第10章 民族紛争とソ連・東欧圏の途上国化