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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Akihiro Nishio
22
障害者アート本3冊目。帯に「表現×福祉×しごと」と書いてあるが、実際には生活介護の事業所での実践で、収入を得るための活動ではない。稀に絵が売れることはあったようだが、仕事とは意気込み的な意味であった。ただ、収入を得るための活動だけが仕事か?と言えば、当然様々な意見があるのは確かだろう。創作を見守るスタッフと、そこから価値を見出すたくさんに芸術家がコラボしていて羨ましい環境である。しかし、福祉事業所芸術家でもないプロジェクト志向の中間団体(我々のNPO)にいったい何ができるというのか、今だアイデアは出ない。2019/07/29
アンパン
1
どんな障害の重い人でも受け入れる場所としたが、作業所ではたとえすんなり作業をこなしてくれる人も生き生きとしているわけではないなら、何のための下請けの仕事なのか。紹介や能力に焦点を当てるのではなく、仲間が主体的にできることを探すしかない。仕事を人に合わせるのではなくその人にしかできないことを仕事にする。伝わるイメージ、見せ方はアートディレクターにお願いして考えてもらった。自分に向き合い主体的に関わっている時間を大事にする。そこに時間がかかるのが障害だったり障害の重さではないか。2020/11/12